2017-11-04

取り留めのない休日

僕の仕事はアホみたいだ。みんな仕事が好きなのか、義務に囚われているのか? 同僚なんか今日も出勤してるぞ。

僕はアテもなく街へ出かけた。この糞田舎から車で2時間だ。ボロボロの高速をオンボロの軽で追い越し車線を飛ばして、街へ向かう。イライラしてアクセルを踏む、ガソリンが減る。緑の風景はは少しずつコンクリートへ変わってく。正直何回か死にかけた。

街へついたら、ラーメンを食った。二郎系だ、全マシで身体を傷めつけた。吐き気を催すほど麺とモヤシをかき込んで、逃げるように店を後にした。食ったらちょっぴり落ち着いた。

そのまま車を走らせ、コメダコーヒーへ向かった。どうしても片付けたい仕事にとりかかった。イライラしてシロノアールを一気食いした。吐きそうになりながら、仕事を完成させた。会社なんてなくなればいい。みんな消えてしまえばいい。そんなふうに思いながらも少しだけ心が楽になっていることに気づいた。

オレンジからブルーへと変わっていく夕焼け空を見ながら、高速を飛ばし家路に向かった。こんどは、追い越しもしないで落ち着いて帰った。街の明かりがだんだんと暗闇に代わり、糞田舎へ戻ってきた。

海のむこう、水平線の近くにに月が見えた。満月だった。家について、エンジンをとめた。バンッ、という扉の閉まる音のあとおおよそ文明の欠片も感じられぬ静けさと秋の夜の冷たい風がが全身を包んだ。

阿呆みたいな仕事に、日常イライラして逃げ出したかった。だけれども、あの月をみたら、自分を取り巻くものなど些細に思え、どうでも良くなった。

酒を呑みながら、この日記を書いている。

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