2017-08-22

公私混同なきイノベーション

イノベーション動機は純であれ不純であれよく定義された問題でなければならず、ゆえに往々にして私的である報酬帰属先は個人だ。

イノベーションとは個人資源特に人的資源投資を集めて、存在するアイディア自己成長するビジネスとして自律する形に仕立てることだ。

公私混同がないということは雇用主と労働者の間に労働提供しかないということで、建前上は理念概念提供がないということだ。

公私混同批判を防ぐ一つの方法私的報酬を減らすことで、多少はいい思いをしているけれども一切実質がないと納得させることだ。

もっと簡単には投資を浪費して失敗させることだ。

現実には動機を薄めて投資効果を抑え、この二つを両立したと称するもののみが生き残るだろう。夢は大きく語りつつも実現は避けるのがイノベーターにとって最も安全戦術となろう。投資家にとってはなるべく起業家を安く買い叩き投資を回収出来次第即座に潰すことが安全であろう。さて、われわれは本当にイノベーションを求めていたのだろうか?

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