2017-07-05

カレールーは各社の技術結晶というが

カレーを作る時、いつもあの言葉脳内に響く。

カレールーは各社の技術結晶で隠し味を入れる必要はない」

俺がそれを知ったのは2年ぐらい前だろうか。

その時の俺は自炊に目覚めており、自分が作るものは一番自分の好みであり、カレーなんかは友人を招いて食べてもらったら「店で出せる」(冗談だとはしっているが)と言われるぐらい自信をつけていた。

カレー一人暮らしの強い味方である

必要ものは、カレールーに、肉、たまねぎじゃがいもを入れるとタッパーに詰めづらく、腐りやすくなるので後乗せ。にんじんは苦手なので入れない。

サラダ油を使わずオリーブオイルを使い、バジル白ワイン香りをつける。そして、トマトトマト缶を水700mlに対して200gつかう。

ルーパッケージが豪華だからゴールデンカレー

もう何年も作ってきた。パッケージの裏の作り方を見たのなんて最初の1回ぐらい。水の分量を知るときぐらいだ。

そんな時に、Twitterで流れてきたのが「カレールーはそのまま作るほうがよい」という話。

そんなわけがない。自分が信じる作り方が一番うまいんだ。見せられたためしてガッテンのページでは、この隠し味をいれたおばさんたちも自分カレーが一番うまいと思っているよ。

そう思いながら、久しぶりに、裏面をまじまじとよみ、分量を計り、オリーブオイルではなくサラダ油を。バジルトマトは入れない、ゴールデンカレーが完成した。

ひとくち食べてわかった。

うまい」のだ。多分10人中9人がうまいというカレーで、その残りの1人が俺だ。

そこからはもう、バジルトマトを入れず、じゃがいもの後乗せをやめ、分量もきっちり図る人間になった。

昨日、久しぶりに、自分の作り方をしてみた。

トマト缶をいれて、オリーブオイルバジル、俺のカレー、俺だけの。

びっくりした。

うまい」のだ。確実に。今までの普通ゴールデンカレーより。

トマトの酸味が効いて食欲をそそる。カレーなのに後味がピリッと途切れてバジル香りがする。

結局何が言いたいかというと、各社の技術結晶を活かす隠し味の分量を見定めるしか無い。

隠し味が悪ではない。根拠のない隠し味が悪なのだ

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