やばい。
何がやばいって、顔はそんなに超イケメンとかじゃない(不細工とかではまったくないけど、もっとイケメンはザラにいるよね)のになんか何しててもかっこいい。
歌が上手い。
踊るのも上手い。
そしてなにより、踊ってる最中びっくりするくらい幸せそう。気持ち悪ささえ感じるレベルで幸せそう。
演じてる役は基本ワンパターンだし近くにあんな男がいたら心底うざいだろうなとも思うんだけど、上手く言葉にできない謎の魅力。
もちろん「雨に唄えば」などに代表されるMGMミュージカル全盛期の元気いっぱいお盛んなジーン・ケリーも最高なんだけど、殊更に好きなのが「ザナドゥ」に登場するおじいちゃんジーン・ケリー。
"Whenever you're away from me"という曲のシーンでオリヴィア・ニュートン・ジョン(このときのオリヴィアもびっくりするくらいかわいくて卒倒しそうになる)と一緒にゆったり歌って踊るジーン・ケリーが、本当に素敵なのだ。
かつてのような激しいステップや意味不明にテンションの高い動きはしないけど、幸せそうな表情は健在。そして動きのなんと優雅なこと!
ちなみに「ザナドゥ」はすごくすごくキャストの魅力にあふれてて音楽が素敵なので、ぜひ増田のみなさんに見てほしい映画だ。なお、ストーリーは個人的にはクソだと思っている。
他にも、ストーリーとしての魅力には欠けるがすごく美しいジーン・ケリー出演映画としては「巴里のアメリカ人」があげられる。ガーシュウィン(ラプソディー・イン・ブルーとかで有名な人)の名曲に囲まれて、ジーン・ケリーが踊る踊る踊る。どのダンスシーンも最高だけど、一番キュートなシーンはやはり近所の子どもたちに囲まれて歌い踊る"I got rhythm"だろう。いいおじさんだ・・・
というわけで、みんなジーン・ケリーを見てくれ
ジーン・ケリーと同じ時代を生きた最高女優としてジュディ・ガーランドも挙げておきたい。 ロックンローラー顔負けの生き様も含めて歴史に名を残す大女優だ。 LGBTのシンボルである...