言いたいことは題名が全てだ。
カナダ兵、3.5キロ先のISIS戦闘員狙撃 世界新記録 (CNN.co.jp) - Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170623-35103226-cnn-int
このブクマで
ID:watanuki_p ID:motobitsrk ID:monaken ID:mogmognya 等が
記録という単語に脊髄反射していたが、そんなレベルで語っていい話ではない。生活上の安全保障を確保できる距離を侵害される恐れのある驚異的なニュースだということを認識していただきたい。
そもそも今回使われたライフルは対物ライフルと呼ばれる兵器でただの(?)狙撃銃ではないし日本に持ち込まれて使われる恐れはほぼ無いとは思う。が、この話はまだ安全とされる中東の区域…クウェートやオマーン他戦争区域に近しいところならどこでも起きうる出来事だ。
超長距離射撃はミリオタでなくても知っている人がいると思うが通常であれば最長でも1km程度で、高度や無風状態、果ては気圧配置や湿度や重力等によってしくじる可能性が無数に発生する極めて難易度の高い技術を要する。
これらはゴルゴのように人一人でやるものではなく、別途、弾道計算用コンピューターを用意し(時には観測手が運用して)実現されていた、それで1km程度だった。
3.5kmという距離がただのマグレではなく実現可能な距離になった場合、要人護衛の為の安全空域・安全保障体制をどれだけ確保しなくてはならないか。
ことは「記録デキタヤッタースゴイネフキンシンダー」なんて話ではない。安全保障を侵害されうる領域が増えたという恐るべき出来事だ。