第二、第三の犠牲者を出さないため、そして自戒の意味を込めて書く。
サクラや業者を最大限警戒し、エロ全開のプロフィール、やたらと人と繋がりの多いアカウントは回避した。
プロフィールを見定め、慎重にメッセージを書き、サイト外での連絡先の交換までこぎつけた。
メッセージが返ってくるまでに適度な時間があったこと、相手の利用端末がPCではなくスマホだったことも安心の材料だった。
会うことが決まった。出かけるための準備も整えた。
待ち合わせの場所と時間を決めようとしたその時、彼女から金額についてのお決まりの文句が飛び出した。
食事を取ることも考えて多めにお金を下ろしており、内心期待していたため、断る選択肢は残されていなかった。
もはや言葉も感情も失い、そのままホテルへ直行し行為に至った。
機械的ではなく、時間を気にする素振りもなかった。ただ気遣いが全く感じられなかった。
元カノにでもヤらせてもらえば良かった。いないけど。