昔から有るが、「手法」として確立されたのはワーグナーあたりから。今から200年くらい前。
今だと映像と音楽がはっきりしていてよくわかるんだが、昔からこういうのはある。
クラシック音楽だと主題となるメロディが形を変えて、最高に盛り上がるところで意外な形で登場することがある。
わかりやすいところでは、ベートーヴェンの第五、いわゆる「運命」だな。
最初のあの特徴的な「ででででーん!」が主題。最初はこの重々しい「ででででーん!」が繰り返され、聞く者に悲壮な感情をもたらす。聞いていると鬱々としてくる。しかし、展開していくと、あるときに雰囲気が一変する。それがフレンチホルンの「ぱぱぱぱーん、ぱーんぱーん」だ。聞いてみるとすぐわかる。最初の方で、いきなり雰囲気が明るくなるところだ。このホルンが鳴った後は一転して穏やかに、川が流れるような旋律が続いていく。
この「ででででーん!」と「ぱぱぱぱーん」は同じメロディだ。しかしまるで印象が異なる。聞く人によって解釈は異なるが、俺は「ででででーん!」は人間の苦悩を、「ぱぱぱぱーん」はその人間の苦悩を救う神(でなくてもいいが)の声と解釈している。「運命」とはなかなか上手い名付けだ。他にもこのメロディが随所に登場する。そのたびにハッと気づくことがあるだろう。
クラシック音楽に限らず、音楽にはこういう小技がちりばめられている。
ある登場人物に割り当てられる音はコレ、ヒロインはコレ、で、ラストでその二つの音で和音が作られる、とかね。
昔は映像がない分、音符でキャラやテーマを表現していたんだよ。
ちなみにジャズも似たようなことをやっている。ジャズは即興が命だけど、この即興は単にうまさを見せつけるだけじゃなくて、いかに主題に絡めるか(あるいは逸脱するか)が腕の見せ所だ。音を丁寧に拾っていくと様々な発見がある。ジャズドラマーは打楽器でメロディを奏でる化け物がごろごろしてるぞ。
とにかく、まずはベートーヴェンの第五を聞いてみてくれ。
、すごい。 幾つものアニメやゲームや映画でそういった演出を体験してきたけど、王道ながら最高に盛り上がりますよね。 一体誰が考えたんでしょう? すごい。
ライトモティーフというやつだな。 昔から有るが、「手法」として確立されたのはワーグナーあたりから。今から200年くらい前。 今だと映像と音楽がはっきりしていてよくわかるんだが...
http://anond.hatelabo.jp/20170329133816 この記事のブコメ こんな奴らが「日本スゲー」をバカにしてるという事実 人の振り見て我が振り直せ
こういうこと言い出す奴って例外なく頭悪そうに見える http://anond.hatelabo.jp/20170329133816
「トラバで速攻でライトモティーフ指摘されててびびる。1時間であんだけ書けるって大概だ.」 この徳島のおっさん恥ずかしすぎるだろ 単語一つでどんだけ選民感出してんだ あいかわら...
ライトモチーフは短い動機でどっちかつーとメロディの擬人化つーか。 古典的な交響曲というかソナタ形式は再現部を持つので、最初のメロディが帰ってきて終るのは寧ろ普通。 元増...