2017-03-01

[] H23刑法コメント

甲の罪責

Tb

行為の一体性を論じる実益を書いておくといいと思う。

◇実行行為性のところのメモ書きに「長すぎる」「ムダ」って書いてあるんだけど、出題趣旨に①甲車の高さ、②速度、③走行距離、④走行態様、⑤路面状況、⑥結果を丁寧に拾えと書いてあるので、これぐらい書いていいと思う。上位答案もここは丁寧に拾っていた。

◇俺、故意認定忘れちゃったよ。

Rw

平成20年判例時間的場所的接着性も考慮してるのでこれも規範に挙げるといいと思う。俺は時間なくてあてはめしなかったけど。

侵害の均衡要件については、他に①ナイフの刃体が10cm、②頭部や顔面に向けている、、③「やくざ者なめんな」「降りてこい」等の脅迫言辞、を挙げると良いらしい。

◇急迫性の認定は丁寧でいいと思う。俺は時間なくて適当否定してしまった。

乙の罪責

蹴った行為

◇俺防衛意思忘れた。

◇甲がケガしてるので傷害罪共同正犯でいいと思う。

ナイフで切りかかった行為

行為の一連一体性⇒過剰防衛について、最決平20.6.25と最決平21.2.24が似たような事案なのに結論が分かれた。んでどうも結論を分けたのが反撃の可能性の有無らしい。なので本件だと「甲が全速力で走って逃げだした」という事情重要らしい。

意思連続性はばっちり。

丙の罪責

蹴った行為

◇ここも傷害罪共同正犯でいいと思う。

ナイフで切りかかった行為

◇たぶん時間切れだと思うが、①反撃時の共謀が追撃行為因果性を有するかと規範定立して、②共謀の内容が「防衛しよう」というものであることを認定、③なのにやったことは犯罪行為なので因果性なし、④新たな共謀の有無を認定の順で。

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