2017-01-08

水素水という人類儚い

水素水詐欺だったみたいですが、これは技術の不完全さによって起きた悲劇と言えます

AI囲碁名人を打ち負かしたように、昨今の科学進歩は目覚ましく、やがて人類は本物の水素水を謳歌することになるでしょう。私たちは悲観的になってはいけません。

本物の水素水いかにして作るか

本物の水素水理論上は濃縮還元水素水と呼ばれるものです。

減圧した装置内のH2Oから真空蒸発濃縮法と呼ばれる技術によって水分を蒸発させます

そうすると装置内のH2Oは水分が飛んだことにより成分が濃縮され、超高純度水素けが残ります。これは通常の水素を濃縮した超高純度の水素で、化学式は(H2)2です。

通常の水素原子は純度が低いのですが、真空蒸発濃縮法によってH2Oから水分を飛ばして濃縮することにより(H2)2を取り出すことが可能になります

濃縮還元水素水はこの超高純度水素(H2)2に水を加えることでできあがるものです。

ただこの過程問題があります。(H2)2に元のH2Oと同量の水を加えてもそれはやや水素の増えたH2Oしかないということです。

今回詐欺と言われた水素水は結局この過程問題がありました。

濃縮還元水素水を作成するにあたって肝要な点は、H2Oをできるだけ加えず超高純度水素(H2)2の濃度を高く保つということです。

したがって理論上完全な濃縮還元水素水はH2O含有量ゼロです。理論的に最大限まで水素の力を引き出す場合、(H2)2そのもの摂取する必要がありますしかしそれはもはや液体でないのはもちろんのこと目に見える物体ですらありません。

装置内のH2Oから水分を蒸発させ、その装置内に存在すると仮定されている超高純度水素(H2)2。しか私たちはそれに水分などの溶媒を加えなければ取り出すことができません。

ここに問題があります真空蒸発濃縮法後の装置内にあるとわかっている完全な超高純度水素(H2)2ですが、それを取り出すという作業をするにはどうしてもそれを不完全な形でしか取り出せないということです。

液体ではない水。それが水素水という人類の夢なのです。

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