まだ見たことのない人は是非見て欲しい。
熊が人並みの知能を持って人を襲うから人と熊の間に(物理的な)壁を作りました〜なんて突拍子もない設定。最初は舐めてんのか?って思うかもしれない。百合萌えアニメじゃねーかって思うかもしれない。たとえ最後まで見ても。
でも見ることを強く勧める。幾原邦彦監督は毎回大雑把に言うと愛をテーマにした話を書くので、それを念頭に入れておけば話が分かりやすくなるかもしれない。考えすぎるのはお勧めしない。
勧めたいけど勧めるのが難しい作品だ。
大雑把なテーマは愛だと言ったけれど、具体的に何なのかはまだ自分でも理解している自信がない。親愛?恋愛?敬愛?博愛?見る人にとって違う気がする。ライフベア?以外に男性が出てこないため、ジェンダー的なテーマを含んでいると言う人もいる。見る人にとって様々な捉え方ができて、おそらくどれもが正解。そういう作品だ。
気をつけて欲しいのが画に惑わされないこと。ライフセクシーというキャラが結構キーになる事を言うことが多いのだが、そういう場面に限って、おっぱじめようとしているJKたちが現れて思考を邪魔してくる……などセリフに集中させてくれない。とにかく気をつけて欲しい。
百合が好きな人、まぁ見れる人、性別なんて関係ないわって人、なんでもいいから百合に抵抗がない、時間のある人に言いたい。ユリ熊嵐はいい作品です。
ユリ熊嵐って、原作モチーフが小説の『羆嵐(くまあらし)』(吉村昭 著、新潮文庫 1977年)で、 三毛別羆事件をなぞるように熊に襲われていくって聞いたけど、ホントですか? https://j...