ゴールデンタイムの視聴率でNHKが一位になったという記事がホッテントリしていて
やれ最近の民放はつまらないのどうのというブコメが上位にあがっているけれど、
そもそも、テレビは見るほうも出るほうも高齢化しているというのが正しいと思う。
その昔、NHKというのは、おっさん、おばちゃん、じいちゃん、ばあちゃんが見るチャンネルだったが、
そこは変わっていなくて、
今時の若いもんは、テレビなんぞ見なくなったということではないのか。
かつてテレビの黄金期、「東村山音頭」で一斉風靡したとき、志村けんはまだ26歳だった。
「全員集合」が終わったときですら、まだ35歳だったのだ。
いかりや長介ですら54歳。いまの明石家さんまより6つも若いのだが、あの貫禄はなんだったのだ。
なお、「ひょうきん族」が始まったときのビートたけしは34歳、
今、一番テレビで大手を振っているお笑い芸人は40代以降だろう。
そんな、おっさんがはしゃいでいるバラエティなど、そりゃ若者が見たって面白くもないだろうなあ、と思う。
「ガンダム」の話なぞ、当然の「ベースの知識」として語っていたり、中森明菜の物まねをなんの説明もなくやっていたりするが、そんなもん、若者がわからなくて当然である。
エヴァンゲリオンでさえ、初回放送から20年以上たっているのだ。
うちの祖父母は、割合固い人で、「全員集合」や「ひょうきん族」を、「くだらない、つまらない」と切って捨てていたが、
あれば、僕らが今、ユーチューバーを「くだらない、つまらない」と思ってしまうのと同じことだったのだなあ、と、最近感じている。
そうだね。で、原因は色々あるよね。 ・いわゆる「大御所」がのさばっているギョーカイの体質 ・逆に「大御所」を大事にしすぎている、あるいは頼らざるを得ないギョーカイの体質 ...
芸能界では団塊世代が一斉退職しないからな。