だがそれがなんだというのか。
それなりの社会的地位はあると思っている。
割りとレベルの高い中高一貫校に在籍し、それなりの成績を収め、それなりの大学・大学院を出て
大きな企業に入り今に至る。一般的には、成功している部類だと考える。
なんでも最初はうまくできるタチのようである。断然トップというわけではないにしろ。数学にしろ英語にしろ、
あるいは会社での仕事にしろ、初めて行うことは割りとうまくいく。
だがそれで終わりである。トップクラスに居続けることはできず、いつの間にか中くらいに落ちている。
別に努力を怠ったつもりはない。人並みに努力をしてきた。しかし途中から、ズルズルと上位層から引き落とされるのである。
最初はできるが、後からできなくなるというのは、最も良くない。周りから期待される。自分も勘違いする。成績が下る。まだ勘違いしている。もっと下がる。やっと気付く。この繰り返しである。
はっきりと下層にいるとは思わないが(しかし、これもまた希望的観測で、ただの勘違いかも知れない)、周りがはっきりと自分に失望していることがわかる。
ギャップというものは怖いものである。それなりの成果はそれでも出しているはずなのに。
最近はようやく自分でも自覚してきた。そもそもが中程度の出来なのだから、それなりの振る舞いをしよう。あまり高望みせず、できることをしよう。
こう考えるように努めている。
だが駄目だ。新しい仕事を与えられると、同じことの繰り返しになる。
自分自身に期待せずにはいられない。自分自身に失望するのはたまらない。同じところをぐるぐる回っていることは自覚しているが、どう出ていいのかわからない。
こういう「自分、実はスゲーんだけど何か足りないんだよね」みたいな妄言、 知り合いの創価学会員がよく言ってたわ
あんまり客観的に見られていない気がする。結局能力低いってことに気づいただけでしょ