マイナースポーツのメダリストは、結構な割合で親も同じスポーツをやっていたり、
親自身もメダリストだったりして、こりゃもう一子相伝だなというのが率直な感想だ。
実際、親がやってなければ、触れることすら稀な世界なのだろう。
例えば、私たちは「開業医の息子」と聞くと、金持ってそうでうらやましいとか、
そんな恵まれた彼らだって、いいことばかりではない。医者になることを強要されたり、
将来の志望が選べなかったりと、彼らなりの苦労や重圧があることぐらいは理解している。
しかし、マイナースポーツって、ほぼ苦労しかないんじゃないか?
まず、食っていこうにもプロリーグがない。受け入れ先の企業があるかわからないし、
あってもそこの経営がどうなるかはわからない。自衛隊とかならまず大丈夫だろうけど。
メダルを取っても、五輪が終われば忘れられて、現役の誰かが活躍しないとテレビにも呼ばれない。
一番やばいのが、やるだけやって、結局モノにならなかったケースだ。