英語を学べば世界中の人とコミュニケーションが取れる。それは紛れもない事実だ。
しかし、例えば英語でチャットをしてるはずなのに、実はお互い会話が成立していなかった、
ということが割とよくある。
それはなぜかというと、英語を話しているからといって全員がネイティブというわけではなく、
実はさっきまで英語打ってたのがドイツ人だったり、日本人だったりするからだ。
英語のネイティブスピーカーさんにしてみれば、目の前で英語らしきものを話している人間に、
実はどの程度英語が通じるかわからない、というのは地味にストレスなんじゃないかと思う。
その点、日本語ではそういうことは少ない。第二言語として学んでいる人が少なく、
もちろん、それは日本語の貧しさにも繋がるし、この先日本の人口が減ると先細りするわけだけど、
とにかく広めよう、増やせばいいんだ! という考えには首肯しかねる。
第二言語の話者が増えるというのは、つまり程度の低い話者とも触れ合う機会が増えるということだ。
ネットで会話してて、中途半端に日本語の通じない奴がいたらイラつかないだろうか。
牛丼屋に行って、外国人の店員に、並盛と特盛を間違えて出されたらムカつかないだろうか。
東京生まれ東京育ちの人間は、田舎から出てきた奴らが、なんだかよくわからない方言を話しつつ、
仮に、第二言語で日本語を学ぶ人が爆発的に増えたらどうなるか。
トータルで考えれば、得することの方が多いだろう。しかし、デメリットも間違いなくある。
Googleの検索画面には、彼らの発する文法の怪しい日本語が増える。
得する事のほうが多いなら、採用しない手はありませんね。 ~~~~~終了~~~~~~