2016-07-16

[]映画フィッシュストーリー

全然期待してなかったせいか面白かった

伊坂作品でよくある、群像劇チックな異なる時間軸の出来事最後に一気につながっていくところはおおおおおおおおとなった

まさか映画でそれをやってくるとは、という感じ

伊坂作品愛を感じた

あと表題作ってただの短編だけどそれをどうやって一本の映画に結びつけてくるかなと思ってたけど、それも伊坂作品へのリスペクトにあふれたオリジナリティが溢れててすごかった

個人的には伊坂作品映画の中で一番好きかも

ころころ場面がかわって退屈しなかったのもあると思う

これまでのは一本の映画としてはだらだらしてたのに退屈しがちだった部分が結構あったし

あとはキモバンド・歌部分ね

これもよかった

BECKみたいに映画化に際してごまかしたりしなかったからよかった

歌のプロデュース斉藤和義でもろに斉藤和義臭のする歌だったけど劇中で何度も流れても全然不快じゃなかった

伊藤淳史もだけど高良健吾が思ったよりよかった

いやーこれはよかったね

まーでも濱田岳伊坂映画出過ぎって感じはするけど

でも伊坂作品の気弱だけどどことなく憎めない主人公は、まあ確かに言われてみれば濱田岳イメージぴったりだな、とは思う

あとは最初オカルト姉ちゃん絡みの描写最初しかなかったのがちょっと残念だったかなあ

せっかくあんだけのことしたし、どうなったかも気になってたんだけど

まあそこがメインじゃないしってことであっさりカットしたのは良い判断だったと思うけど

いろんな伏線最後につながる伊坂作品の本の興奮を映画で味わえる稀有映画だったぜ

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