真面目に答えず、出来る限り嘘と虚構を織り交ぜて答えていきたい。
君の考えるランダムとは何だ?
試しに100桁の好きな数字を書いてみてくれ。
……君が自分で考えず、何らかの機器を使ったりだとかのインチキをしていないのならば、それはランダムとは程遠い数字の羅列だ。
色々理由はあるが、明らかな部分を指摘しよう。
同じ数字を隣り合わせることを避けているが、それは逆にランダムではない。
333とか、同じ数字が連続することは確率的に正常なことなんだ。
気を落とさなくていい。
君がたまたま、ランダムではないモノの見方をしているわけではなくて、私含めて大半の人間はランダムという概念には遠い思考をする。
つまり、我々が「ランダムではない」と思うということは、大抵の場合においてはランダムであることを逆説的に証明しているわけだな。
ちなみに、数字の羅列からそれがどの程度ランダムか正確に調べる詳しい方法は各自で調べてくれ。
今回学ぶべき教訓はこうだ。
まあ、人間がランダムという概念に弱いのをいいことに、不正をはたらくケースもあるらしいが。
ジャンケンは確率的にいえば均等にみえるが、その手を出す人間はランダムという概念から遠いのだから偏りが出る。
とあるジャンケンソフトがあるのだが、このソフトの人間相手での勝率は5~6割を超える(5割って普通じゃね?とか思うような者はここで帰った方がいい)。
同じ人間とジャンケンをし続けることで、その人間のパターンを読み取って、最善手を予測しているわけだな。
さて、ジャンケンで勝つ方法だが、君の勝率が悪いということであれば答えは簡単だ。
サイコロを用いればいい(もちろん、相手に悟られない方法でな)。
もちろん、それで勝てるかどうかはまた別の話だがな。