必要なものだけを持つ暮らしを実現する、というミニマリズムなる考え方がある。
そういう生き方をすることを否定するわけではないが、少し前から気になっていることがある。
それは同居する家族の持ち物について干渉することがあるのか、ということ。
もっと具体的に言えばミニマリスト同士による子育てにおいて、子供の持ち物をどう取り扱うかということ。
ミニマリストの男女が価値観もぴったりということで意気投合して結婚したとする。
そしてこの二人が大変な子供好きで、自分たちの生活において「子供は必要だ」と考えたとしよう。
めでたく子供を授かった二人は、これからこの子供の持ち物といったいどう向き合っていくのだろう。
自分の子供時代を振り返ってみると、あらゆるものを収集していたことが思い出される。
公園に落ちていたBB弾とか、形のいい小石などを瓶の中に詰めて眺めるのが好きだった。
ある夏には勉強机の引き出しいっぱいにセミの抜け殻を溜め込んでいたこともあった。
こういう場合、子供の持ち物には特に干渉することなく両親だけが「持たない暮らし」を実践していくことになるのだろうか。
気になって、子育て中のミニマリストを自称する人たちのブログを読んでみたりもしたが、このあたりの事情についての記述が見つけられない。
ミニマリストとして持たない暮らしを実践し、その日々をブログに綴る人々が「セミの抜け殻がみちみちと詰まった引き出し」なんて目撃したらどうなるのだろう。
私の両親は整理整頓にかなり拘りがあるようだが、それはものをたくさん持って暮らしたいために身につけた技術だった。
そういう家庭で育ったからこそ「持たない暮らし」を重視する家庭の子育て、育っていく子供のことがまったく想像できない。
だからこそ興味がある。ミニマリストの方々は同居する家族、特に子供の持ち物について干渉したり、ものを持たない生き方を指導したりするのかということを。
ぜひご教授頂きたい。
そもそもミニマリストは結婚もしないし子供も生まないと思う。 むしろ結婚して子供産んだらミニマリストではない。 今ネット上で跋扈しているミニマリストの意味で言えばだけど。
家族を断捨離することがミニマリストへの第一歩です
全然関係ないけど古い仏教の経典はそれをマジで言ってる 釈迦も妻と子ども捨てたしね