写真の整理をしていたんだけど、そういえばこんなところに行ったなとか、こんなことがあったな、
なんてことを思い出して、すごくしあわせな気持ちになった。
で、ものすごく当たり前のことに気付いたんだけど、基本的に休日に撮った写真ばかりだった。
わたしは以前失業して、3年ほどブラブラしていたことがあるのだけど、その期間、
特に後半の2年間は貯金も使い果たして、経済的にはかなり厳しかった。
失業のショックで働くのが怖くなり、たまにバイトをしてはまた休んでといった生活で、月収11万くらいだったと思う。
一人暮らしだったから、家賃と公共料金と食費を除くと、使えるのは2万くらい。
でも、写真を見るとその時期に撮られた写真が圧倒的に多く、そして、一番しあわせそうな顔で笑っていた。
使える2万から洗剤を買ったり、クリーニングしたり、破れた靴下を買い替えたりしなくちゃいけなかったけど、
お金のかからないような場所に自転車で出かけて、公園でパンを食べながら本を読んで、昼寝して、すごく楽しかった。
今わたしは正社員として普通に働いているのだけど、ほとんど写真なんて撮っていない。
別に今の仕事に不満があるわけではないのだけれど、写真を眺めながら、
働くって何なんだろうとしみじみ考えてしまった。
お給料は3倍になったけど、わたしは今、あの頃の3倍しあわせなのかな?とてもそうは思えない。
将来のことを考えたら今のほうが良いに決まっている。それはわかっているのだけど、
それはつまり、「将来的に月収11万の頃のようにしあわせになれる」ということ?
そのために今、3倍も働いて、3倍のお金がいるのだろうか。
あの頃のわたしに聞いてみたい。
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