2015-06-25

排泄、あるいはSIer退職振り返り

前職のSIerで心が折れて退職したときに考えたことが

ようやく文章に纏まりそうだったので書いてみます

SIerときウォーターフォール型開発の二次受けのテスト要員でした。

案件を変えながら来る日も来る日も結合テスト

残業は月当たり平均でだいたい40〜60時間くらい、最大100時間

多いといえば多いし、デスマかと言われればデスマではありません。

そのうち効率化、自動化をするようになり、

はい身の回り自動化、スクリプト書きやらVBAツール作ったり程度でしたが。

そうして仕事になれ、うまくこなせるようになり、

高度の情報処理技術者試験なんかも受かって、社内での評価もそこそこ良かったと思います

開発の案件がやりたいと3年位言っていた気がするけど、

結局テストばかりでした。

そしてあるときふと考えました。

このテストを私はいつまで続けるんだろう。

これは何の価値があるんだろう。

顧客の無茶なスケジュールを飲んで、それを頑張って残業して休日出勤して間に合わせて、

それで評価された結果生まれものってなんだろう。

それは顧客からの信頼と引き換えに、

また無茶なスケジュールを受けざるを得ない状況を生んでいるんじゃないだろうか。

この状況は変えうるんだろうか。

いや、これはピラミッド型の業界構造が抱える問題リンクしているから、

そこから外れない限り変わらない。

負の方向のスパイラルに居続けることは、

例え目の前の仕事を満足にやることができて評価されても、

耐え難いことでした。

そこには改善する希望が見えませんでした。

ようやく言葉になった。1年半かかりました。

すこしだけすっきりしました。

今思えば、もう少し相談余地はあったと思う。

これから問題を抱えたときには相談できればいい。

お目汚し失礼致しました。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん