2014-08-20

「わたしたに許された特別時間の終わり」

久しぶりに映画を観てきた。

タイトルは「わたしたに許された特別時間の終わり」

10代で脚光を浴び、プロミュージシャンを目指すも、結局日の目を見ることはなく27歳で自殺した彼と

彼を慕う後輩の日常を写したドキュメンタリー映画

ストーリー性もメッセージ性もない映画ではあったが、いろいろ感じるものがあった。

多くの若者が夢を持ち、ほんの一握りの人間成功を収めるが、その他ほとんどの人間はいくつかの失敗や挫折のなか夢を諦め、代わりの生きがいを見つけてその後の人生を生きていく。

ただ、彼には音楽けが生きがいで、なかなかうまくいかない現実のなか、鬱になり、それでも音楽が好きで、弱りきった状態でも、辛い思いをしながらも、魂を擦り減らしながら最後まで夢を追い続けた。

他人自分から見ると、とても幸せ人生だったとは思えないが、最後の両親のインタビューを見て、彼は最後自殺という選択を含め人生の選択を1つも間違っていなかったようにも感じてしまった。

自殺は100%間違っている」

「残された人の気持ちを考えて」

「親より先に死ぬほど親不孝はない」

そんな意見をよく目にするし、自分もそう思っていたけど、世の中って単純に「正しい」「間違っている」で区別できないものだらけで、自殺についても「間違っている」の一言で片付けていいほど単純なものではないと初めて思った。

彼は彼なりに人生を生ききった。長さとか、死に方の問題じゃないし、

自分は生きることの目的は「幸せになること」「人生の一瞬一瞬に喜びを感じること」だと思っていて、多くの人にとっては「成功すること」だったりすると思うけど、単純にそれだけじゃなくて、、、

ブライアン・ジョーンズ

ジミ・ヘンドリックス

ジャニス・ジョプリン

ジム・モリソン

カート・コバーン

死後の世界があったとして、彼らはあの世で後悔しているのかな?

  • そんな映画があるのか。 俺も最終的には自殺するしか無いんじゃないかって気がしてるので参考になりそうだ。 いつやるの?いまでしょ!の人みたいに、勝つためだけに全てを調整して...

    • そのとおりかもしれない。 ただ向上心はどんどんなくなってきているのに、基準値を下げれないから自分は今はまだ足るを知れていない状況だな。

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