2014-07-23

ずーっと私がやるゲームを見てた弟

小学4年の時に初代のファミコンを買ってもらった。

家においとくと勉強しなくなるというので、

ファミコンはおばあちゃんの家のテレビに設置され、

日曜日の午後からだけ遊ばせてもらえるシステムになってた。

毎週日曜の午前は進学塾に通っており、

それが終わるとおばあちゃんの家に車で連れて行ってもらって、

午後はずっとゲームをするというのが楽しみだった。

おばあちゃんの家では私ばかりがゲームをやって、

2歳下の弟はただひたすらそれを見ているだけだった。

今思えば自分勝手な兄だったと思うが、ケンカして取り合いになったり、

にゆずってやったりした記憶もあまりなく、ひたすら私だけがゲームをやっていた。

ゼルダの伝説が楽しかったのを思い出す。


私が大学に入って一人暮らしを始める時に、実家にあったスーファミを持ちだしたのだけれど、

他の事が忙しくなったのでゲームをあまりやらなくなった。

今、思い出したけど、私がスーファミを持ちだしたということは、

その後、実家で弟はゲームできなかったということになる。

弟は熱狂的なゲーマーというわけでもないが、

社会人になってもDSなどの新しいゲーム機が出るとその都度買っているようだった。

オンラインゲームもやってたそうだし、

ファミコン通信もかなりのおっさんになるまで毎週買ってきてた。

今は結婚してるのでどうしてるのかは知らない。

弟がいい大人になってもいつまでゲームを続けていたのは

小さい時に私ばかりがゲームを独り占めしてたのと関係があるのかもしれない。

そういえば、高校生の時、ウィザードリィなんてやったことないはずなのに

「隣り合わせの灰と青春」という本が弟の本棚にあった。

私にはよくわからないが、たぶんゲームがずいぶん好きだったんだろう。

直接弟に尋ねてもいいんだけど、ゲームを独り占めしていたのを申し訳なく思っているし、

気後れしてなかなか尋ねられない。

もっと小さい時に弟にゲームやらせてあげれば良かったと本当に後悔している。

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