2014-06-26

AppleGoogleもフラットデザインの潮流に乗ったが

その完成度は、やはり先駆者であるMicrosoftWindows Phoneにはかなわない印象。

途中からUIデザイン方針を変更した他者とは違って、初めからメトロデザインという方針を打ち出し、しっかり整備した上で発表された。サードパーティーアプリであっても、そのデザインランゲージに則って作られており統一感が違う。UXにおいて、デザインの優劣だけでなく、それが統一されているかどうかは極めて重要

よくある批判として、フラットデザインはどこがクリッカブルなのか分からないというのがあるが、実際にWindows Phoneを使ってみるとそういったストレスは皆無。

あらためて画面を眺めると、確かにどこが押せるかを判別するのは不可能なように思える。にも関わらずUXに問題を感じないのは、押せるか押せないかが分からないのは問題ではないからだろう。クリッカブルテキストを使用するのはナビゲーション部分なので、ミスオペレーションは戻るボタンを押すだけで復帰できる。たとえ押して何も起きなくとも、思いのほかストレスは少ないように感じる。

ちなみに押すと何らかのアクションが発生するリンクについては、○で囲まれたピクトグラムを使用する決まりになっている。

加えてこれもUI統一性の成果だろうか。不思議なことにある程度習熟したユーザーにはなんとなく押せるか押せないかの予測が効く。Officeリボンインターフェイスの時のように、Microsoftユーザーエクスペリエンスに関して相当な統計的解析を行ったのだろう。その辺の蓄積も効いているのかもしれない。

そういえば小飼ナントカさんがIS12T発売当時に同様の批判をしていたが、どれもユーザーにとっては的外れものであった。批判を受けた部分は全て共通UI部分なので、ある程度触ったことのあるユーザーであれば全く誤解なく操作できる。

他2社のフラットデザインはスキューモーフィズムとの折半といった印象であるが、Windows Phoneは非常にラディカルに自らのデザインを推し進めている。真のアーリーアダプター銀座アップルストアに並んでいないで、ヨドバシIS12Tを買うべきだった。

  • SIMフリーでいいから(いやむしろSIMフリーが望ましい) WP国内で再発売しないかなあ…

  • とりあえず一箇所だけツッコむが、市場シェア及びそれに伴うアプリやサービスの充実度という面でWindowsPhoneはiOSやAndroidには遠く及ばないので その一点でIS12Tは相当な好事家かクラウデ...

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