小さい頃から痩せギスでからかわれることもあったせいか、デブに対しては「お前場所取りすぎ」だの「脚組めるようになるまであんま食うな」だの、挙げ句「デブってなんであんな食うの?てか、あれで危機感感じないとか普通にバカじゃね?」とヘイトスピーチの限りを尽くしてきた。
親が自分の服を見て「細いからってそんなピッタリのボトムじゃ、年取ったら買い直すことになるじゃん」と言った時も内心「うるせーデブ!」と思っていた。
アラフォーになるとほぼ同時に職場が変わり「ここメシがうめえ!最高!!」などと毎日の食事を楽しみに暮らしていたら、僅か半年足らずで一気に10kg増量、しかも増えた分はほぼ全て内臓脂肪という展開に。
当然ボトムは買い直し。
「飽くほど食うなかれ、酔うほど飲むなかれ」って言ったのはベンジャミン・フランクリンだっけ?
「に、人間ドックではずっと低体重って言われていたのが標準体重になって健康になったんだよ(震え声)」と思いつつ実際はただの隠れデブなわけで、しかもダイエットなんてしたことないので、もう何をやっていいかも分からず・・・結局ジムに通って加齢で減った筋肉を取り戻すことを目標にしたけど。
ともかく、デブをバカにするのはハゲをバカにするのと同じくらい、後々赤っ恥を掻く行為であることは確実。
というか世の中年が皆それなりに貫禄ある体型になっているのに、なんで自分はそれに当てはまることはないと根拠無く思っていたのか。