ちょっと前に吉川三国志の著作権が切れてパブリックドメインになった。
僕はこれを喜ばしいことだと思っている。きっとAmazonでも無料公開されるだろう。Kindleで三国志が無料で読めるんだ。
と思っていた。
が、いつまで経っても孔明の巻、6巻までしか出てこない。私は待ちきれずに青空文庫からデータを引っ張りだして、どうやったのかもう覚えていないが幾つかの変換サイトのお世話になり、7巻以降のmobiファイルを自分で作成した。
そうこうしていたら、つい先日序章と余録を除いたKindle版10巻全巻パックが発表されたという知らせが来た。さすがAmazon、まとめてくれるとは粋だな、と思ったら、しれっと200円で売られていた。
別にパブリックドメインのものを有料で売るのは悪いことではない。批判はしない。ただ、なんとなくカンに触ったので自分が以前にmobi形式に変換したものを公開しようと思った。
売ることも悪いことではないが、タダで配るのも悪いことではないはずだ。それがパブリックドメインだ。
と思ったらもう公開してる人がいた。
DropboxにファイルをアップロードしてそのURLを貼るつもりだったのだが、kindle mobi 吉川 三国志 で検索するとあっさり見つかった。もう消してしまったがこのエントリはそもそもそのDropboxのPublic領域へのURLを公開しようと思って書いたものだ。
大事な休日の2時間ほどを費やしたエネルギーの持って行き場がない。ただ僕と同じように変換に労力を割く人って結構いるような気がするのでそこのURLを紹介することにする。
http://www.nantoka7.com/kindle/
言っておくけど僕はここの人とは何の関わりもない。たぶんこの人と同じようにパブリックドメインを有料で売る人がちょっと気に入らないだけだ。このエントリを宣伝だと思ってる人に付け加えておこう。この人はAWSのS3を使っているようだ。そして広告は貼っていない。ダウンロードすればするほどこいつは月の支出が増えるのだ。俺がS3じゃなくてDropboxを選んだ理由もそこにある。自作自演だと訝るなら絨毯攻撃的にmobiをダウンロードしまくればいい。ダメージは少なくないはずだ。