2014-03-27

ワクチンで防げる病気ワクチンで防ぐべき

数日、流行性角結膜炎という病気で欠勤している。

かなり困っている。

死ぬわけではない。

が、とても感染力が強い。

ウイルスが原因なんだが、そのウイルスは薬用石鹸くらいでは死なず、消毒薬もオマジナイ以上気休め未満という程度で、確実な消毒方法といったら、熱消毒くらいのものというから恐れ入る。

「なんだ、でも死ぬわけじゃないんだろう?」

と思うだろうが、やはり出勤できないというのは痛い。

鼻と眼はつながってるわけで、花粉症も患っている自分が出勤したら、くしゃみを通じてウイルスを撒き散らすのだろう。

はっきりと言っておく。

感染症に関して、最も恐るべきは感染力だ。

一般に、それを知らない人々は致死率が高い感染症ばかりをおそれる。

エイズしかり、BSEしかり。

口蹄疫の騒ぎの時、牛が死ぬわけでも、人が死ぬわけでもない病気があれほど騒がれたことに不思議に思った人もいるだろう。

でも、考えても見てほしい。

100人病気死ぬのと、ある1日ピンポイントJR新宿駅の駅員全員がインフルエンザで欠勤するのと、どちらが恐ろしいか。

感染力の強さこそが恐ろしいというのは、そういうことだ。

残念ながら、この流行性角結膜炎にはワクチンがない。

治療法も治癒を待つしかない。

この病気に関しては、どうしようもない。

ところで、同じように感染力が問題となるような病気、いろいろあるだろう?

麻疹風疹、そしてなんといっても一番はインフルエンザだ。

ちょっとでも具合が悪いと思ったら、迷わず休めるような職場に勤めているなら、打たなくてもいいかもしれない。

でも、大多数の人間は、ちょっとくらいならと出勤しちゃうんだろう?

牛なら殺処分できるし、移動制限もできるけど、人間を殺処分するわけには行かないし、電車飛行機運休には出来ないだろう?

自分一人の病気が、とんでもないことの引き金になり得るということを自覚しよう。

なにかの偶然で、その年のインフルエンザは例年の数倍感染力が強いとか、そんなことがあったら、大パニックは起こりえる。

高度に分業化したこの社会だと、集団発生はとっても困るわけだ。

新宿駅のたとえは少し極端すぎるとしても、経理担当が全員休みとか、そんな程度でも会社は困ったことになる。

回りくどくなったが、ワクチンを打とう。

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