まず当然の前提だけど、高い意識を持って立派に生きてる人と、所謂「意識高い系(笑)」は別物だと考えてます。
私の認識としては、「意識高い人」>「普通の人(私含む)」>「意識高い系(笑)」という序列です。
「意識高い人」と「意識高い系(笑)」を何によって分けるかは、結果の有無や努力の有無、価値観の押しつけの有無など諸説ありますが、
私は以下の2点が、「意識高い系(笑)」の大きな特徴であると考えます。
・自分の頭で考えられない。自分なりの評価尺度を持っていない。
たとえば九九をやっと覚えたばかりの人が、何を思ったか数学の難問(P≠NP予想とか)を解き明かそうとして紙の前で何時間も唸っています。無理せずに小学校の算数からやり直したら?というと、そんな子供っぽい事やってられない、おまえこそこの問題を解いてみろよ、やってみようともしないなんてお前バカだな、と言われました。そこで私は「あ、こいつバカなんだわ」と思うしかないわけです。
あとまぁ、自己啓発本とか勉強会とかまったく行ったことないからわからないんですが、例えば「社会人に必要な10の習慣」みたいな文章があったとして、それを読んだ「意識高い系(笑)」が「俺最近こういうの実践してるんだよね」とか自慢してくるケースで、こういう10の習慣なんかはたいてい本など読まずともわかりきった内容なわけで、こっちは自然に一部を実践してたり、自分に必要ない部分は省いて日常的に行動してたりする。ただそれをわざわざ周囲に喧伝する必要が無いので「こういうのやったほうがいいよ」と言われても「はぁ、そうですね」としか言いようがないわけです。それを「喧伝しない」=「やってない、向上心のないダメなやつ」呼ばわりされると「こいつ面倒なやつだな」と思うわけです。社会人は最初の3年が大事といわれても、はぁまぁ「何事も最初が肝心」という言葉が古来からありますからね。ただそれは最初の3年が大事というだけのことであって、3年過ぎて成果が出てないからお前はダメ人間だとレッテルを貼るための言葉ではないのですが、「意識高い系(笑)」はそれを言葉通りに受け取ってすべてのケースで3年過ぎたらだめだと批判したりバカにしたりしてくるので、困るのです。