また水・木と雪が降るんだって?
電車は止まらざるを得ないし、自転車は危険だ。徒歩もリスクが多い。
車を使わないと買い物すら行けないって人も多くいるだろう。
雪の降らない土地から大雪の降る土地に引っ越した俺が役に立つ小技を書いておく。役立ててくれ。
※運転中、何気なく短時間停車したら、発進時にもはや前進も後退も出来なくなっていたとき
(あるいは轍からうっかり外れて深い雪に突っ込んで走行不能に陥った時)
・まずは落ち着こう。後方に渋滞が生まれても、クラクション鳴らされてもだ。
・さて、停止したお前の車の四輪の下には、車の自重によって踏み固められ、わずかな長さの轍ができている。
・短い轍の周囲には前にも後ろにも小高い坂ができていて、お前の車の移動を妨げていると想像するといい。
・その轍の範囲内でのみ、お前の車は前進も後退もできるが、坂を上りきるとそれ以上進めなくなる。
・本当にわずかな長さだ。しかし、数センチから十センチくらいならば、前進も後退もできるという事でもある。
・まず、ギアをRに入れて後退する。車体が坂に乗り上げる感覚を感じたら、すぐにDに入れて前進する。
・十センチくらい前進したら、坂を上りきる前にすぐまたギアをRに戻す。十センチ後退したら坂を上りきる前にDへ入れる。
・少しずつ前進後退の距離を伸ばしてゆく。速度が遅いと坂が崩れてしまうから、きびきびギアチェンジしよう。
・この繰り返しで前進→後退→前進→後退と助走をつけ、速度と勢いをつけると、あっさりと脱出できる。
・脱出したらそこで安心して停車せず、そのままの勢いをキープして、車列へともどろう。
・前の車が走っている轍から絶対に外れないようにしよう。
毎年、前駆二厘軽自動車で大雪の中を走り回らざるを得ない人からのアドバイス。
ああ、ただしノーマルタイヤで大雪の中出て行くのだけはやめとけよ。
雪上で車体を豪快に横滑りさせながらハンドルとアクセルで車体の制御を取り戻して、ああ俺マリオカートやってて本当に良かったわ、なんて、実生活で思いたくないだろ?
いつどこで水と木が降ったんだよ! と一瞬思った