高校生の頃から5年以上付き合った。絵に描いたような高校生の恋愛からスタートした。
別れてからも年に数回飲みに行ったりしている仲だった。
もともと嫌いになって別れたのではない、学生から社会人になるに伴っての様々な環境変化と条件によるものだった。
お互い新たな人と付き合ったりしていたけど、いつかは元に戻る予定だった。(と私は思っていた。)
そうこうしているうちに、結婚するという報告を聞き、その瞬間から涙が止まらなかった。
まだこんなにも好きだったのかと愕然とし、絶望的な気持ちになった。
彼は間違いなく私の人格形成の大部分を担っていて、
私がこれまで学生の時も社会人になってからも頑張り続けられたのは、
どう考えても彼のおかげだった。
とても大事な人で手を離したことを後悔していたが、
もたもたしているうちに取り返しのつかないことになった。
私のことを好きな気持ちは変わらないが、もう引き返せないとの答えだった。
もう私に気持ちはないと言ってもらった方がよかった。
数ヶ月経ってようやく元カレの幸せを祈れるような気持ちになってきたと共に、
彼の人生にいれてもらえなかった自分の存在がとてもつまらないものに思える。
過去ばかり見ていてはだめだと思う。未来を見て幸せにならなくてはと思う。
繰り返しながらポジの割合がだんだんと大きくなってきて、今ようやく半分くらい。
そんな精神状態だと、こういう記事がすごく目に飛び込んでくる。
自分と似たような切ない想いを抱いた人の話を見つけては、
「そうそう、そうだよね」と共感してうるっときたら、一瞬すっきりして、すぐ自己嫌悪。
友人にも呆れられている。
それでも浸りたいんだ、今は。
そんなアンタだから、元カレをアンタを選ばなかった。 きっと元カレの嫁さんはいい女性なんだろうなぁ。