2013-12-02

朝活ミーティングが終わって、客先に移動中。

目的地に到着する頃にはお昼だろうなと思いながら

手持ち無沙汰に自然携帯を取り出して、

思い出したことがあった。

いつもと違う電車に乗り込み、早朝本社へ向かったときだ。

始業三時間前の、暗いか明るいか曖昧時間

大抵、この時間帯に座席に座ってる人は

大抵死んでいるか、眠っているか。車内はとても静かなものだ。

時折鼻をすする音が線路を噛む車輪悲鳴に紛れて聞こえてくる。

そんな中、私の前に座っていた女性は珍しく生きていた。

伏せた顔から表情は読み取れないけど、輪郭から

私よりお姉さんだと察した。

伏せたまま、一心携帯を見つめている。

気になるが、画面を盗み見するのは良心が痛む。

何とか意識の外に追いやろうと、嫁のはてぶを弄ってると

終着駅が近づいてきた。そして路線を切り替える大きなゆれ。

わずよろけると、足元を小突く音がして、彼女に謝ると彼女も頭を下げた拍子に

携帯の画面が見えてしまった。

オセロ20連続勝のポップアップ

自分は何をワクワクしてたんだろう。

LINEで知人と話してればよかったのか。

それとも英字新聞NYCの記事を開いてればよかったのか。

ふと、パズドラインタビュー記事で

携帯を横に持っていたらいかにもゲーム持ちに見えるから

縦に拘ったと開発者が話してたのを思い出した。

Yahooゲーム赤色アカウント持つほどには

若い時はオセロをやりこんでましたよ。

そう声をかけられる接点もあったのだが。

如何せん思い出すのが遅すぎた。

あの妙にがっかりした感触だけが今も焼き付いてる。

仕事したくない。

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