結婚して子どもが生まれてでも仕事は毎日続いててみたいな生活が何年か続き、どんどん自分っていう個の部分が希薄になってきていて主にそれは家族を守りたいとか家族のために生活することは楽しいしやりがいがあるという気概が原因なので良いことだと思っているのだが、ふと、一人の時間が昔より少なくなったなと思い返していると「なあ、自分だけのこと、やりたない?」ともう一人の自分というか自称ライフアドバイザー的なやつがなぜか関西弁で聞いてくる。こいつは怪しげなマジシャンみたいな格好(イメージ)をしており、人生という名の列車に乗って安穏と毎日をすごしている僕のところにたまにやってきては、いらん事をいう。
前に来たときは「チャリとかええんちゃう」と言われて僕は気づいたら自転車を買っていた。もちろん自転車が悪いってことじゃなくて8段変速のBellissimo 8speedをとても気に入っているのだが、僕は何故かこの変なアドバイザーの言う事を聞いてしまうことが多くて自分で呆れる。(ユングだったらエゴの象徴で変な格好をしているのはトリックスターが云々とか言うのだろうけどそんな大層なもんじゃないことは本人が一番分かっている。)
何かをやりたいのかと聞かれたら確かにやりたいんだけど、「家族を放置せずに自分の為になってかつ楽しい個人的なこと」なんていう条件を満たすものは少なくて特に楽しいことって基本的に家族をある程度放置しなければできないことが多いので躊躇してしまう。というか「その時間があったら家族のため(主に3歳の息子のため)に使うべきだガネ」というONE PIECEのMr.3みたいなやつ(メガネ着用)も自分の中にいるし全く困ったものである。
子供がさらに成長したらこんなことは言っていられないし奥さんこそ自分の時間が必要だし、「そもそも自転車があるじゃないカネ?」とかMr.3は痛い正論を言うしそろそろまとめないといけないのだが、世の人ははどうやって自称ライフアドバイザー(関西弁)と折り合いをつけて(押し切って)いるのだろうか。「僕は(私は)これで黙らせた!」的なエピソードがあったら聞いてみたい。
(まずは自転車だガネ)
今週末は乗りまーす!
やれば良い。 但し、同じだけの一人になれる時間を奥さんにも確保してあげること。 つまり自分一人で子供の世話をする日もそこそこある。 俺はそうして自称ライフアドバイザーと折...