2013-06-25

共依存うつ仕事逃避と冷血

診断を受けた訳ではなく、既に故人だからかめようもないが、恐らく母は子供に対する精神依存を持っていたと思う。

10ものうつを患っていた弟はその母と共依存状態となっていたのだろう。

父は仕事多忙さを理由に家庭の問題からは逃げ続けた。

俺は実家に嫌気が差し就職を理由に実家から逃げ出した。

とにかく遠くに逃げることだけを考えていた。結果、日帰りなどとても無理な程の遠方に仕事を見つけ、

以降、母がガンで余命数年であることが発覚するまで実家には近寄らなかった。


母が亡くなった後、どうなったかと言えば…

弟は女を作って新しく依存関係を作り、

父は相変わらず仕事多忙を理由にろくに家の口座管理すらせず、払える金はあるのにローンを滞納するざま。


めんどくさいことを全て母に押し付け愛情依存区別がつかなかった母がそれぞ全て引き受け、結果として体を壊して死んだ。

その後、残った人間は成長するでなく自省するでもなく、義務を放棄し、あるいは対象を変えて依存を続けている。

俺は下手に実家に関わって母の身代わりをさせらるのはごめんだと、実家と距離をおき不干渉を貫いている。



母は苦労してきた人間だと思う。

親(俺から見た祖父)は酒を飲んでは暴力を振るうような人間だったと聞くし、

周囲の反対を押し切って結婚した最初の夫、俺の実父は俺が物心付く前に自殺している。

結婚の理由は金だった聞いている。時代時代だ。女手一つで子供を育てるには厳しかったのだろう。

それでもよき母、よき妻として振舞おうとしていたことだけは間違いない。

少なくともと父をただのATMとみなしぞんざいに扱うようなことはしなかった。

それでも愛情は持ててなかったように見えた。

恐らく、それだからこそ子供依存してしまったのだろう。


最近家族のことを考えないようにしている。

このまま疎遠になって互いに知らない間に死んでしまえばいいと思っている。

母の苦労を思えば申し訳ないが、俺は弟にも父にも愛情を持てないし、義務感も感じない。


身内をすら切り捨てる冷血については他ならぬ母から指摘されていたことでもある。

子供依存するような母であったが、子供本質を見抜く目は合ったようだ。

まとまりはないが別に綺麗な文章を書きたかった訳でもない。

ただ、そんな家庭があり、母がいたことがあり、人間がいる、それを文章として残したかっただけだ。

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