2013-05-01

理想の休憩法

一般に休憩はこまめなほうが良いとされる。疲労は一旦貯まると取れにくいためだ。

仮眠もこまめなほうが良いと睡眠学では言われる。睡眠不足のことを睡眠学では睡眠負債とも言うが、

睡眠負債は一度貯まるとなかなか返せない。なので、ちょっとしたすきま時間に1分でも仮眠したほうがいい。

ここでの仮眠とは実際に眠る必要はなく、目を閉じて身体をリラックスさせるだけでいい。その程度のことでも睡眠負債は返済できる。

こまめに1分仮眠すれば、かなりパワフルに活動できる。詳しくは『1分仮眠法』という本を参照。

この本には睡眠惰性という言葉も書かれていた。睡眠後の眠気・だるさのことである

睡眠惰性を減らすには椅子で仮眠するのがよい。横になると睡眠惰性が強くなる。

あと30分以上寝ない。そもそも日中は30分も寝る必要などない。そうなる前にこまめに1分仮眠すれば済むことだ。

それから眠気が来る前に仮眠をとる。眠気を貯めてから仮眠すると、返済効率が悪いだけでなく、睡眠惰性も強まってしまう。

はいえ、こまめ過ぎるのも効率が悪い。というのも、寝だめは意味がないからだ。そもそも睡眠負債というものはあっても、睡眠貯金というものはあり得ない。

から寝過ぎは無駄になる。過去睡眠負債をまとめて返済するために沢山寝るのは意味があるけど、

未来睡眠不足の予防のためにまとめて貯金しておくことはできない。

よって、眠気が来る直前に仮眠するのがベストタイミングと言える。現実には眠ろうにも状況が許さないことも多いから、あくまで理想論である

もし1分仮眠で物足りない時はもう1分仮眠とってもいい。ただ、1分で物足りないのはタイミングが遅すぎた可能性が高いので、

次回からもっと先手先手を打って仮眠をとるように心がけよう。

眠気に関しては以上で対処できるが、疲労についてはどうか?疲労も基本的にはこまめな休憩で対処する。

ただし、休み過ぎるとかえって疲れるのは、睡眠における睡眠惰性と同じである。だから、こまめには休むが、疲れていない時は休まない。

しかし、疲労とは自覚しにくいものである。疲れている時ほど疲労の自覚は弱まる。疲れてないと思っても休憩するとどっと疲れることも多い。

そこで、試しに15秒くらい休憩してみるという方法オススメしたい。少し休憩してみて、疲労が出たら休み、出なかったらすぐ活動に戻る。

こういった柔軟性が要求されるのが眠気との違いである。ともかく、これで休み過ぎずに適度にこまめに休憩できる。

繰り返すが、これは理想論なので、常にはこの通り実践できない。けれども、なるべくこのように休憩していればかなりの効力を発揮できる。

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