もともと、年金制度は身寄りのない老齢者が生活保護を受給して国会財政を圧迫するのを防ぐために作られた
文句を言うこと自体お門違いだよ
http://srkanemaru.at.webry.info/201107/article_2.html
かように老齢人口の比重が高かまりつつあることに加えて、わが国の現状では、私的扶養の実態に大きな変革がもたらされつつあることをみのがしてはならない。
すなわち、戦前のわが国においては、家族制度のもとに、老齢者の扶養は親族扶養によることが当然と考えられていたが、戦後、家族制度の廃止を契機として、かような観念は漸次うすれつつあり、一方社会的、経済的にも、親族による老齢者の扶養をますます困難なものとする条件が加わってきているため、将来における老齢者の生活安定の手段を親族扶養にのみ期待することは、もはや許されない実状となつているのである。
かくて、いまや老後の生活の保障ということは、重大な社会問題の一つになつてきており、老人の扶養の方策として社会的扶養のみち、すなわち、国家社会の責任によつて老人の生活の保障をすることの必要性がたかまつてきたのである。なお、身体障害者や母子世帯の場合も、経済的にはほぼ同じような事情に置かれているところから、老齢者同様、社会的扶養の必要性が論ぜられるに至つている。