ああそうだよ図書館は貧弱だ特に母体の構成員数が500を切るような中小規模の図書館は。予算は減り続け、学術雑誌の値段は上がり続け、人が切られて派遣になったり短時間スタッフになったりする。でも業務は減らない。どうしろってんだ。
エルゼビアのアレな点は「どうしようもないんで雑誌数減らさせて下さい」「減らしても良いけど割引率減らすね^^ 率は戻らないし値段上げ続けるから頑張ってね^^」「必要な雑誌だけ試算したら総額上がった……」「継続ありがとうございます^^」てなるとこ。
(ちなみにワイリーは「EJ数は減らせないよ^^ 契約書に書いてあるでしょ^^」て言う。しかも買う時は全部EJ化しろって。嫌ならEJ買うの全部止めろってさ。EJのみの雑誌もあるのに)
(大規模図書館でも、出版社「あ、そちらいっぱい使ってるんで、今度からEJ使った分だけ払ってね^^」図書館「今更従量課金制ですと!?」って言われたりする。本の方が安くつくんじゃねえの……)
図書館員になったからには利用者の役に立ちたいよ。雑誌たんまり用意して、研究の下支えをしたい。でも無理なんだよ。お金ないから。お金を確保したり、海外の無茶言う出版社に法的に殴りこみかけたり、同じ規模の図書館で集まって力を合わせてどうにかしてるつもりで、いくつかはできてることもあるけど、それでもきついよ。だって正職員なんて一人いればいいほうだもん。兼任だったり有期雇用だったりするんだもん。
いっそ出版社が全部ぶっ壊れて、研究者たちだけが彼らの世界で論文を循環してくれればいいと最近よく感じる。ネットがあるんだから、それがもうできそうな気もしている。でも研究そのものに対比して、雑務すぎな気もするんだよ……。
研究系の図書館はもう、紙の雑誌を守ったり、研究者に勉強や気分転換の場所を提供したり、研究を一般に発信するとかそういう方向のお手伝いでいいかな……。しんどい。経理に洋雑誌の商習慣を説明すんのしんどい。もっとできることがありそうなのに圧倒的に時間が足りないのがしんどい。
貧弱でごめんなさい。
2012年2月4日 The Economist 雪崩は、たった一粒の小石によって引き起こされることもある。 1月21日、ケンブリッジ大学の数学者 Timothy Gowers が、 長年に渡ってエルゼビア社の論文誌をボイコ...
エルゼビアって結構ヘイト稼いでいるのなw いろいろ突っ込みどころはあるが、 第一点として、エルゼビアの製品の料金は高すぎるということ。 第二点として、論文誌の「抱き合わ...
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http://anond.hatelabo.jp/20120514231748 論文って、文章そのものは創作物で、記述は極めて客観性が高いものだから、著作権なんてものは存在しないかもしれない。 だったら、全部コピってネッ...
お前んとこの図書館が貧弱なだけじゃねえの? ってところに,すべて集約されてる. 図書館がない立場に一回なると,手持ちがなくなった(電子化される前に書いた)自分の別刷り...
学生と研究者しか論文読まないとか思ってる視野の狭い奴は今すぐポスト明け渡して死んでほしい