mixiは本当に「人が軸のSNSではなくなりつつある」のかなんてのが話題になってるけど、どうやら自分にとってのmixiの位置付けと、最近一般的なmixiの位置付けは違うような気がする。
最近のmixiは実名を知っているリアル友人・知人によるコミュニティサイトらしい。が、百数十人いる自分のマイミクシィで、実名を知っているのは半分以下だ。そもそもマイミクシィのうち、mixi外で知り合った人は1割以下で、残りの大多数はmixi内で知り合った人たちだ。実名を知っている人も、ほとんどがmixi内で知り合って、オフ会で実際に会って仲良くなったり、またその仲良くなった友人がmixi内で知り合った友人を紹介したりという「オフ会の輪」で増えたものだ。
こういう使い方をするユーザーにとって、mixiは非常に使いやすかった。そもそも、人間一度会ったくらいでは相手のことはよく分からない。しかし、mixiであれば「とりあえずマイミク」しておけば、自分の日記などで自分がどんな生活をしているのか、どんな趣味があるのかを伝えられる。mixiの日記は自分のようなコミュニケーションに自信のない人間にとって、「おしつけがましくなく自分のことを知ってもらう」という素晴らしい手段だった。
オフ会で連絡先を聞くのはハードルが高いが、マイミクシィになるのは比較的ハードルが低い。「足あと」機能も、オフ会で知り合った人を見つける有用なツールだった。
自分の中でmixiは自分と趣味・思考が近い人と知り合い、またそのつながりを効率良く維持するためのツールだった。「mixiで知り合った」という話はITmediaの記事などでも紹介されているとおり、5、6年前は珍しくないことだったはずだ。
ところが、最近のmixiはそういった方向性には向いていないようだ。「足あと」の仕様変更により、mixi上で知り合った人を見つけることが難しくなった。「イイネ!」の導入は、コメントによるコミュニケーションを減らすことになった。mixiニュースやmixiページやmixiゲームといった最近の新機能は、知らない人と知り合いになれるものではない。きっとこの傾向はどんどん増えていくだろう。今後この路線が続き、マイミクシィのマイミクシィとしかマイミクシィになれなくなっても(ありえないとは思うが)おかしくはない。
スポーツやボランティアやなんらかの集団活動といった、リアルで人と知り合う手段を持たない非リア、職場や学校で自身の趣味嗜好を明かせない人間にとって、mixiがなくなったらどうやって人と知り合えば良いのだろうか? mixiは「リア充のためのSNS」となっていくのだろうか?
リアルの人しかマイミクになってない俺の場合、匿名っぽい垢が増えてからmixiは使わなくなった プロフィール画像がアニメorネタ画像で自己紹介がアレな感じの垢と同じ土俵でやるもん...
そうなんですよ!困ってます。 ミクシイつながりで仲良くなれた人って多くて、今まで活用させてもらっていたのですが。 学生時代や社会生活でろくに友人ができなかった私には、コ...
そもそも仲良くなるとmixiを介さなくて済むんじゃないの? まさかマイミクで繋がってるだけの状態を仲良くなったとか言ってる訳じゃないよね?