2011-09-18

無力感

今の仕事に対する悩みというのは、つまるところ無力感だ。

自分のこれまでの経歴と年齢からかんがみて、期待されている「仕事」というのは想像がつく。

しかし、それは、わたしのしたいことではないのだ。いや、できることではないのだ。

これまで仕事に対して不真面目だった。作業はまじめにこなしてきた。スキル経験も積ませてもらった。それは今での充分商品価値があるだろう。それは会社、大勢の同僚に感謝している。

が、しかし、仕事に対して不真面目だったのだ。会社目的に対して自分の役目を決定し、それをどのように売り上げに変換するのか。そのために必要な、会社に求めるものは何なのか。それぞれの期間でどのような出力を行い会社に対して答えるのか。

自分はこれまで言われたことをしてきただけだった。指示された作業を指示された期間内に指示された品質で完了させていく。それだけしかしなかった。会社が掲げる、同僚たちが共有している、目指している目標に対して自分コミットメント定義していなかった。ただ作業をこなしているだけで同僚だと勘違いしていた。自分ですべてを定義してそして達成する「仕事」をしていなかった。

から今急にそれを求められてまったく対応できていない。まるで転職たかのように社内の制度が判らない。作業をする前の仕事をどのように規制にのっとって完了すればいいのかわからない。

気づけば、自分で何一つ決められない人格になっていた。

ソースコードレベルの決定はその理由も添えて出力できるのだけれども、レイヤーが変わっただけでなにもできない。プロトコルがさっぱりわからない。

自信が持てない。無力感けがわたしを苛む。

これまでわたしに指示をくれた人たちを思い出す。技術的知識差から彼らを内心あざけっていたのを思い出す。

でも彼らはわたしよりよほど「仕事」をしていたのだと、いまさら思い知らされた。

今日も一日精神安定のためにソースを書いた。夕方ごろにつまらないゲーム自分アンドロイドケータイで動いた。ちょっと新しいことを書いたのだが、それが無事に動いた。

でも、それは今の「仕事」に何の役にも立たない。

ソースコードと向き合って何日も過ごしたあの日々はもう戻ってこないだろう。どうしていつまでもそんな日が続くと信じていたのだろう。もう40近いのに。

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