2011-03-18

もし大相撲大阪場所を開催していたら

もし八百長の発覚といったことがなく、

通常通り大阪場所が開催されていたら、

いったいどうなったのだろう。

3月11日はもろに本場所の6日目だ。

大阪で開催だから、多少の揺れは感じたものの、進行にはほぼ問題はない。

午後2時46分といえば、十両の取組が始まった頃か。

取組をいったん中断するものの、そのまま続けようとしたのではないだろうか。

そのうち東京から連絡が入り、尋常な事態ではないことが明らかになる。

このあと残りの十両の取組、そして幕内の取組。

力士親方衆、行事、呼び出しなども、東京に残る家族が心配になる。

東北実家のある力士も多かろう。

電話はどんどんつながりにくくなる。

その日の取組を終わらせるべきかどうか。

観客席は埋まるにはまだ早い。

このまま終わらせてもさほど混乱はあるまいが、

なんとなく、そのまま最後まで取組を終わらせたんじゃないかな、と思う。

日大阪にいたわけじゃないんで、

実際のところ町の混乱がどの程度だったかわからんが。

次の問題は、7日目以降をどうしただろうか、ということ。

さすがに翌日土曜日の取組は難しかったにせよ、

日曜日以降は日にちを繰り下げて、その翌週に平日千秋楽スケジュールで続けたのではないか

昭和天皇崩御の時に初日を繰り下げて開催した例もある。

電力、物資に全く問題のない大阪で、

被災者を少しでも元気づけたい、という理由付けで。

被災してないところは、普通暮らしが大事、とか。

だとすると、今日時点はま本場所真っ只中だ。

世間の雰囲気も、少しは違ったものになっていたのではないか

そうだとすると、先ごろの八百長の発覚は、今さらながら残念だ。


プロ野球を開幕するかどうかでもめている。

普通暮らしが大事というのも一理ある。

しかし、首都圏はま普通暮らしに戻れる状況じゃない。

被災地楽天だけでなく、首都圏に本拠地のあるチームは、

一時的に西日本を仮本拠にするという考え方が、魅力的に見えてしまう。

入場券の取り扱いの問題などを考えると、

現実的にはとてつもなく難しいのだろうが。

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