2023-04-01

久しぶり

ある人の徒然なる、日記

22になり、僕はたくさんのことに慣れた。苦手だったことも、やったこともないことも少なくなってきた僕は少し大人になってきたのかもしれない。


久しぶりに初めて付き合った人から連絡が来た。会わないかって

彼氏がいるみたい、残念ではなかった。


夜の8時とちょっと過ぎ、僕はその前に予定があって、その後近くのバーで会う予定だったから、少し遅れて行った。

少しのワクワクと少しの怖さ。僕は彼女にどう思われるのだろう?


Sup

はいつも通りの挨拶をして、彼女は少し戸惑って。

こちない二人。見つめ合うのは辛いから、カウンターにした。

まず普通に英語で話そうかと思った。だけど普通に自分英語彼女ジャッジされるのが怖かった。

とりあえず日本語で話し、僕は聞きたいことを聞こうと思った。どれくらい僕らが付き合ってた頃を覚えているんだろうって。

二人で行ったディズニーは僕だけが覚えているのかなって。

結論から言うと、すごく覚えてた。僕より覚えてた。

僕らは付き合って行ったディズニーのあのタワーのやつで初めて手を握ったらしい。

僕は彼女に、一緒に行った花火大会浴衣が好きだったと伝えた。少し後悔だったし、

少し痛いけど、僕は意を決して、こういった。僕はいまだに君の誕生日が全てのパスワードに入ってる

彼女は笑って、そしてこういった。私は記念日パスワードに使っているよ

馬鹿だね、僕らって。

それからも別れた後のお互いの話になった。

19で捨てた僕の最初17ネカフェで捨てた彼女最初

最後たまたま会った最寄での会話は僕だけが覚えてた。

生きる意味を感じない彼女、生きてほしい僕。

最初に付き合った彼女はいつまでも特別でいる、彼女には幸せになってほしい。

気づいたら、I love youと言っていた。零れていた。

ドキュメンタリーを取りたい彼女

鬱でセラピーを受けてる。

僕と違って過去を覚えている彼女

過去あんまり覚えていない僕。

大麻マッシュルームで鬱を忘れている彼女

体を大切にしてほしい。

彼女の合図に誘われて、キスをした。

初めてだった。

自信のない彼女

だけど僕のタイプは今でも彼女の顔だ。

好きだし、タイプだよ そう伝えたけど彼女は恥ずかしいらしい。

僕らはキスをした。

それは甘酸っぱい二人の淡いキスではなくて、寂しい二人の大人の悲しいキスだった。

一時的なつながりを享受して寂しい今を--寂しい形で--うめる。

大人は本当に惨めだが、見た目だけでも幸せそうだ。

お酒に弱いらしく、彼女は寝た。僕の膝の上で、

ああ、この時間いつまでも続いたらいいのに。

あなた幸せそうな--それが一時的であっても--その瞬間が世界で一番幸せだ。

少し振り向いて、外の綺麗な夜景を見た。

赤い橋のある素敵な夜景。よく橋は見えなくても街は--その内情に反して--とても綺麗だ。

こんな地元から離れた異国の地で、僕らは偶然チャンスができて、再会した。

あの時の僕らはきっと想像がつかないだろう。

世界は思ったより、小さい。

朝の四時になり、Uber彼女をぶち込んで、僕らは別れた。

もうー例え会ったとしてもー戻らないって確信と自信を持ったけど、彼女が困っていたら助けたいと思った。

あぁ、僕はどこまでいっても自分の愛した人には弱いままなのかな。

正解の無い世界に取り残されて。

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