2023-03-27

駐在さん(警察官)のおかげで狂った親を簡単入院させられた

自分田舎には「駐在所」という警察官家族住み込みで働いている交番みたいのがある。

そこに勤める警察官は近所の人から大体「駐在さん」と呼ばれている。

当時そこにいた30代前半の若い駐在さんとその奥さんに助けられた。

当時80の父親。昔からおかしいかったが歳をとるにつれて妄想引きこもり暴言が増えていった。

ただ身体はしっかりしていた。

近所の人とトラブルを起こすようになってきた(100パーこっちが悪い)

一緒に暮らしている母親は元気で世話焼きだった。昔からなんかある度に頭を下げに行っていたらしい。

私は結婚して県外に嫁いで、たまに母に子供を見せに帰っていた。

2歳の子供を連れて妊娠中に帰ると母が腕を骨折していた。

父と揉み合いになって転んでおったらしい。

ただ母は誰にも言うな、お父さんのことは私がどうかするからと言っていたが、今後のことを考えると不安で吐きそうだった。

私は妊娠後期で産休に入っていた。上の子供は小さい、夫も私も仕事を変えてまで介護に帰るのは現実的ではなかった。

しかしあまり心配で、1週間ほど泊まることにした。

私が吐きそうでも子供は騒ぐので公園に連れて行った。

そしたら同じ年頃の子を連れた駐在さんの奥さん出会った。

なんというか「感じが良い」という表現がぴったりの人だった。

出会って3日目くらいで父親のことを話してしまった。

するとそれはやばいですね、夫に話していいですか?と言ってくれたので是非とお願いした。

そこから早かった。

駐在さんが家に来た。母と話して何かあったらすぐ連絡すると言うことになった。

地域の包括支援とも繋いでくれた。

その後私は自分の家に帰り出産し、生後半年にまた実家に帰った。

から駐在さんは定期的に様子を聴きに来てくれていると聞いた。

駐在所に遊びに行ったら奥さん子供と出てきて、前のように遊んでくれた。

それからすぐに、母から父が入院したと連絡があった。

暴れたので駐在さんに来てもらった、駐在さんの方で行政とやりとりして措置入院することになったと言うことだった。

前に相談したのが効いたのか、駐在さんが仕事ができる人だったのか、多分両方であっという間だった。

実家に帰った時にお礼を言いに行ったら駐在さんと奥さん子供たちが出てきてコーヒーを淹れてくれた。

母は父が家にいる頃より明るくなった。

地域サロンなんかにも参加するようになった。

私も夫も住む場所、職を替えずに済んだ。

次に駐在さんに会いに行くと、転勤があったらしくもう他の人に代わっていた。

奥さんは転勤ばかりで大変な仕事だろう。

本当にお世話になりました。

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