2023-02-28

社長島耕作を読んだ(1話だけ)

いい加減自分島耕作を読まねばと思っていた。

だが今更になってヤング課長から読むのものな。折角だから一番偉いのを読んでやろう。会長相談役、果ては騎士団長なんかもあるが、やはりシンプルな偉さで言えば社長だろう。

というわけで、社長島耕作から読み始めた。

だが最初の13ページで読むのをやめた。

就任挨拶を終えた島耕作秘書室挨拶に行くシーンだ。

ページの半分ぐらいを占める大ゴマに20人ほどの女性が描かれ「おはようございます」と挨拶をする。

キモチワル!!!!!

発行日を確認するとこれでも2008年のようだ。

うーむ15年前か……平成という昭和の名残みたいな時代も流石に20年もするとだいぶ近代化していたはずだが……。

秘書室にこんな喜び組のようなものを作ってご満悦するのが大企業の振る舞いだったものかな。

ページ数を確認する過程で下のコマに目を移すと「28名」という文字が見えた。

28名の秘書がいて全員女性

なるほど。男女共同参画精神にあふれているね初芝

これはこれで「島耕作世代価値観で切り取るそれぞれの時代」という資料としては勉強になると思ったのだが、だがそれをするにしたってこんなグロテスクもの漫画で読む必要もないように思った。

2008年の価値観が知りたいなら2008年のビジネス書を直に読めば良いのであって、島耕作式のデフォルメをわざわざ通して見なくてもいいのではないかな。

そう考えると自分島耕作から得るものはないのだろうと気付いたので読むのをやめることにした。

余談だが、最近社外取締役島耕作は時折読むのだが、こちらについてはまだ幾分マイルドというか、比較的「流石にこれは連載時期を考えても時代錯誤だ」という感じをあまりさせない内容になっている。

まあこれについては、私自身が島耕作と同じペースで齢を重ねた時間がそれなりの長さになってしまったのも大きいように思う。Z世代等が所属する若者世代と、島耕作世代所属する老人世代で区切ったとき島耕作側に所属してしまう年になってきたのだ。

島耕作はなんだかんだいって時代に合わせて少しは変化する姿勢があり、私はまだまだ産まれ時代若さに甘えて老害化に対するワクチンのようなものちゃんと打とうとしていない所がある。そういった油断の間に遠くにいたはずの亀に追いつかれたという所だろうか。私も自分が置いた亀になる前に走らねばなあ……。

あれ?

島耕作を読んで学ぶものなんて「老害世代やっぱキモイわwwww」しか無かったぞ!で終わろうとしたのに、意外と学びがあったな。

たった13ページなのにな。

社長島耕作の1話は色んなサイトで読めるので、皆も13ページまで読んでほしい。

一例を貼って終わりにする。

https://booklive.jp/bviewer/s/?cid=40640_001

  • 島耕作の予備知識なさすぎて圧倒的にマイルドなところで脱落してるの面白い 島耕作ってワンナイトでエッチした女と意気投合したら偉いさんの妾で、なんやかんや出世するみたいな ...

    • そうだよね、ファンタジーなら『代打屋トーゴー』のがおもしろいよね

  • ✋(👁👅👁)🤚課長島耕作の第55話『CLOSE YOUR EYES.Ⅰ』を読みなさい

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