2023-02-24

子供をつくるという本能の声に耳を傾けるべきだ

最近子供をつくるつくらないの損得といった話題を目にし、どうにも違和感を覚えるので書く。人間は人である以前に生物だ。生物は子孫を残すという本能を宿している。子供をつくることの損得といった話を聞くと、本能の声を無視し、理性だけで考えているのではないかと感じる。

自分が今存在しているということは、約35億年前に生命誕生して以来、命が脈々と受け継がれてきたということだ。子供をつくらない選択をするということは、35億年一度も落とすことなく受け継がれてきたバトン自分が落とすということだ。その意味の重大さは、理性的に考えても分かるのではないか

もしも子供をつくらず夫婦バリバリに働けば豊かに暮らせるだろうし、趣味に十分な時間お金を費やすことができるだろう。20代、30代であれば、趣味のために徹夜をしても平気だろう。休日趣味のために全て使い、平日も元気に働くことができるだろう。しかし、その有り余る力は、本来生物として子供を育てるために備わっているものなのだ子供夜泣きに寄り添うために徹夜をしたり、休日も朝から晩まで子供の世話をしたりしてもつぶれないための力なのだ。その力を子育てに使わず趣味に使おうとすることには本当に違和感がある。

こんなことを書いても子供をつくるのは損だと思っている人の理性には届かないのかもしれないが、そんな人でも本能の声を完全に押さえ込むことは難しいだろう。子連れ家族を見たときに、仕事を終えて家路につくときに、あるいは趣味を楽しんでいるその瞬間にも、穏やかではない気持ちになることがあるだろう。それは無視され続けることに、本能が抗議の声を上げているのだ。そしてそれは、生涯にわたり続くだろう。

何らかの理由自分の子孫を残すことが難しいのなら、甥や姪を支援してもよいし、里親になることも選択肢になると思う。何らかの形で、人間が子孫を残すという活動に関与するべきだ。そうすれば、本能の声も少しは和らぐはずだ。人間生物であることをやめられないのだから本能をなくすことはできない。子供をつくることを損得で考えている人は、理性的自分を大切にするあまり本能的な自分を大切にしていないと思う。

  • 浮気をしない女性がいるなら結婚して子供も欲しい ↓ 浮気をしない女性は存在しない ↓ 結婚もしたくないし子供も欲しくない

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  • まともな人達 「そうは言っても先立つものも不安だし慎重になってしまう」 DQN 「お、そうだなwwww子作りしよwwwwww」 そしてDQNの遺伝子を継いだガキばかりが増え...

    • それをテーマにした映画があってだね 邦題『26世紀青年』、原題イデオクラシー。 現代の平均的な青年がコールドスリープで未来に行くと、そこは馬鹿の王国だったという。

      • それ観た事あるけど、うちの職場のDQNみたいなのばっかり増えたら10世代くらいでああいう世界になりそうだなって思った わりとリアルかも idiocracy= 愚か者たちの支配

  • その本能は全員にある?それは社会的な空気が生み出す幻想じゃない? 多様性の時代だしデータがないなら無理筋じゃないか

    • たぶん哺乳類一般が持っている本能って、「目の前の相手と中出しセックスしてぇ」と「目の前に子供がいるから守りたい」の二本立てだよな。 将来の計画を立てるほど、本能って器用...

      • たしかに本能だと「ヤりたい」「子供を守りたい」しかないわね 子供を産みたいとか将来がっていうのは思考とか感情とかの産物だから別のものなんだと思う

  • そもそも今の若者世代は衣食住の確保すらできなくなりつつある事実を無視してる 衣食住の確保が難しければ子供なんて作ろうと思わないでしょうよ

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