2021-04-04

なろう化したTwitter空間

小説家になろう」という小説投稿サイトがある。

ここで人気が出ると、ほぼ必ず出版社から声がかかり、プロ作家デビューできるという、作家志望の夢の国

だが、どんな小説でも受け入れてくれる場所ではない。

異世界舞台にした、現実逃避的なファンタジーしかまれない。

から小説投稿する人は、なろうの読者にどのように書けばウケるのか、緻密に計算した上で書き、人気を取ってプロデビューしている。

江戸川乱歩賞を取れるかもしれない社会派ミステリーとか、小説すばる新人賞を狙える恋愛小説とか、芥川賞レベル純文学とか、

そんなジャンル違いの作品は、作品の質以前に、読まれない。なので、埋もれるだけ。

Twitter空間も、このような「なろう空間」と化してしまった。

かに数年前までは、話題多様性があった。小説映画の話をしてRTいいねがたくさんもらえたり、フォロワーが増えることもあった。

おもしろジョークを連発している人も人気者で、どんどんフォロワーが増えていった。

しかし、現在は、男女問題以外のツイートをしてもスルーされるだけ。

フェミ陣営か、あるいはアンチフェミ陣営に立つか、戦旗を明確に示した上で、その陣営ウケることばかりをツイートすると、

面白いようにRTされるし、フォロワーも増える。

だが、それ以外の話はもうまったく求められていない。RTいいねも付かない。

なろうが異世界ファンタジーオンリー場所となったように、Twitterも男女問題オンリーSNSとなってしまった。

最近は、Twitter放置して、noteを観ている。noteにはまだ多様性があって、いろいろな話題で盛り上がっている。

ただ面白そうな記事は有料が多くて、暇つぶしにはならず、Twitterほどの没入感はない。

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