ちょうど見慣れた社名がYahooニュースで見えたので思い出したことを書こう
少し前に転職するまで某メーカーの子会社で10年近く働いていた
月残業時間150hを超えたりメンタルやられて辞めてった人を大量に見てきた
パワハラセクハラアルハラなんかも当たり前のように行われていて疑問視することすら思いつかないほどだった
中には心や体が元々弱い人もいたかもしれないけど友人で「まさかキミが…」という人もたくさんいた
自分はどちらかと言えば図太いほうなのでメンタルは大丈夫だったが体が常に疲労していた
一番キツかったのは残業と休日出勤でプライベートな時間が全く無い(家でも持ち帰り仕事をしていた。配布されたPCで)上に
残業を月にどれだけ働いてもある決まった時間(正確には言えないが20~30と思ってほしい)しかつけられないため
暗黙の了解であるその時間を超えて残業を申告すると上から指導が入る
もしくは勤務管理システム上は代休にしておいて出勤して仕事をするということが常習化していた
体育会系のごくごく一部の心身のエネルギーの上限値が異常な社員だけは生き生きと働いていた
結局そういう人たちが上にあがっていくので凡人は辞めるか病むか耐えるかしかなかった
若い子が次々に辞めていった時期があって上の人が若者の体たらくを嘆いていたっけ
5年目くらいまでは若さもあってどうにかこの悪い環境を改善しようと喚いたりもがいたりしていた
上司と真っ向勝負で怒鳴りあったこともあったし後輩だけはその目に遭わせまいと努力したりもした
何万人という大企業の中にいる平凡なほんの一人が喚いたところで何も変わらないのだ
労働組合には毎月お金を取られているだけで特に恩恵を感じたことはなかった
一つだけ懺悔したいことがある
リクルーターをやっていたので学生さんにうちの会社の素晴らしさを語って数名ほど内定承諾に持っていってしまった
人を騙して人生誤らせといて懺悔だの上手くやれるよう願ってるだのきれいに修飾して悲劇にひたれるのすごいな まあその企業に毒されたんだろうね