会社を起業して10年以上になりますが、改めて起業家には優しくない社会だと思っています。
もちろんメリットも多分にあるのですが、今日はつらいことのみ記載します。
▼社会
労働者に優しい制度ばかり増えています。働き方改革、残業規制、賃上げなど、従業員の支援は多数作られていますが、雇用を産む経営者の支援や保護は追求されないのでしょうか。
連帯保証人もしてないサラリーマン経営者の話をとりあげて、あたかも社会の正しい姿なんて、余計なお世話です。
▼ビジネス
とにかくリスクをみんな取りたくない。結果として、リスクを下に、下に。発注元はリスクを下請けに。その下請けはリスクを二次受けに。結局、最後は中小企業にくる訳です。
大手は残業しないで帰りなさい。ではその仕事は誰がやるんですか?
これが働き方改革でしょうか。
▼家庭
男性も育児に参加。連帯保証していて、会社の命運と個人の命運が一緒になっている人間に、家庭でも頑張れと。家帰って仕事忘れられるような経営者っているんですか?そんな状態で社会で生き残れる会社なんてありますか。
こんな世の中にして起業家目指す人なんか増えるわけない。そしたら雇用なんか産まれるわけない。
50際超えて、なかなか職の見つからない皆様、短期的に雇用を改善しようとすることは、長期的な利益の犠牲になっているわけです。
難民受け入れない日本が難民の受け入れ非難しているみたいに、リスクとったことない、経営したことない人が経営者批判するって、さらに起業家なんてやりたくなくなる。
個人的には、起業家みたいな小規模な経営者は「労働者」の範疇に入れて保護するべきだと思ってる。 資本家と労働者の対比という意味合いで資本家に負担を強いて労働者を守るという...
起業家ってそんなに要らないんじゃないのもしかして
まったく同意です 特にリスクを取りたがらない世相という指摘には首の上下高速運動でもげそうになるくらいです 育児休暇なんかも典型的なんだけれど、じゃあその穴埋めをどうすれば...