しかも厄介なプライドの持ち方をしているようで、表面的にプライドの高さが伺えるような立ち振舞はしてなくて、心のなかでそっと「いや、そんなこと俺は受け入れない」みたいな意見の殺し方をする。
自分の簡単な生い立ちを話すと、今は20代前半で、3年間勤めたブラック企業を辞めて新しい環境に就かせてもらっている。
前職の3年は待遇的にも環境的にも悪く、精神がすり減る一方だった。
一番つらかったのは、職場に目標とする人や、指導を乞える人が1人もいなかったことだ。
厳密に言えば、入社して1年位は敬える先輩が多くいたが、色々ありどんどん先に辞めてしまった。
そこから、社内に悩みや技術的な相談を気兼ねなく出来る人がいなくなってしまったため、1人でなんでも進めがちになってしまっていた。
一番の失敗は、それでもかろうじでいた唯一の先輩に「この人は大した実力がない」と思い込み、相談しても大した答えは返ってこないと勝手に考えてしまっていたことだ。
1人で殻に閉じこもって物事を進めると視野が狭くなり、大幅な成長が望めないことは明白だった。
振り返ってみれば、この3年間は悔しくも全く成長できた実感がない。後悔の3年間だった。
今の新しい環境では、周りに相談しやすい雰囲気がや仕組みがあり、敬いたくなる上司も出来た。
しかし、人に聞く、尋ねる、相談する、教えてもらう、などと言ったことが上手く出来な自分がいた。
しかし、上司といろいろ会話をする内にだんだんと自分が「プライドが高いから」であることに気がついた。
おそらくだけど、過去の3年間、曲がりなりにも努力した『つもり』でいるのだ。
ぬるま湯につかってしまっていただけなのに、多少なりとも成長した『つもり』でいた。
現実は、自分ができると思っていたことは新しい環境では全く通じなかった。
初めてではあったが転職をした身であるが故に、あくまでも外面は「中途採用」なのだという自覚があり、
周りから新卒以上のことは普通にこなせるだろうと期待をされているはずだ、そう思っている。
しかし、当の中身は新卒と同等かなまじ中途半端な分、新卒よりも素直じゃない。
過去の3年間など忘れ、新卒と同じようにゼロベースから新しいこと、これまで知った風でいたことを一から吸収していきたい。
20代半ばで自分がプライド高いことに気がついてしまった俺アピール そんなことやってる暇はあるんだ
殺したいプライドを持ち続けるって器用なことしてるな そう思ったプライドはもうプライドとして機能してないような気がするけどな そのプライドが死んでないならお前が殺したいなん...