・・・と、素朴な疑問を立ててみた。
不倫=悪、世間ではこれが悪でない場合というのは、例えばよほど夫婦関係がダメダメな場合とかに限られるようだ。
結婚して配偶者のある人は、その配偶者以外の人と恋愛関係になったり性的関係になったりしてはいけない。逆も然り。
この不文律みたいなものが、そうでなければならないのは何故か。
これが婚姻関係でない場合、交際しているだけの場合なら、すったもんだあったとしても、不文律というほどではないだろう。
もちろん、子供もいるということになれば話は違ってくると思うのでそれはここでは触れない。
しかし何なんだろう? この婚姻関係の意味する重さというのは。
極端に言えば、役所に婚姻届が受理されたというだけで、離婚するまでは、その配偶者以外とはダメだ、と言ってる事になる。
そこで、法律を調べてみた。
民法第770条第1項第1号に「 配偶者に不貞な行為があったとき」とあり、770条により離婚を訴える事が出来る、というのがどうやら根拠らしい。
もう少しこの法律の背景を調べると、どうも国の文化的というか宗教的な背景事情があるようだ。
つまり、不倫=悪という図式は、絶対的なものなのではない、ということになる。
人が人を好きになる、そもそもこれ自体は何人たりとも禁止する事は出来ない(宗教的戒律の類を除けば)。
出来ない以上は、つまり内心の自由は、断じて責められるべきものではない。
だけど、法的な婚姻関係は、法により行為を制限される、即ち実質的な不貞行為はそうした法体系の中で生きる日本人なら日本人である限り、法的にいけない事である、というのはなるほどそのとおりである。
でも・・・世間の人は、配偶者のある人がその配偶者以外の人を、若しくは配偶者のある人をその配偶者以外の人が(恋愛対象として)好きになってはいけない、と言うのだ。
いや、こう言うかもしれない、好きになる事自体は別にいいが、恋愛行為(=肉体関係含むと含まざるに関わらず)となるような事をしてはいけないと言っているに過ぎない、と。
・・・と、今、自分の頭の中での考察をだらだらと上にそのまま述べたのであるが、ふむふむ、だとするとその禁じられるべき恋愛行為とは何ぞや?ということになってくるね。
つか、ばれなきゃいい、ってことか。
そういうことなのか?
今でも本妻とは別に愛人を囲っている人は普通にいますからね。 本妻も愛人も承知の上で関係が続きますから、要は、揉めなきゃOK