2015-12-17

ドナルド・トランプアメリカ人から支持を集めている」という誤解について

ドナルド・トランプ|三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba

 というわけで、恐らくほとんどの政治家トランプ発言を受けて、「これで、トランプは支持を失う」と予想したと思いますが、逆に支持率が上がってしまったというのが、現在アメリカの「現実」というわけです。

  厳密に書くと、「共和党支持者」における支持率が上昇したわけですが、いずれにせよ以前のように「多民族多文化共生」「人種サラダボウル」といった価値観が、本家本元のアメリカですら受け入れられなくなりつつあるのかも知れません。



アホか。何が「アメリカの「現実」だ。「本家本元のアメリカですら〜」だ。いくらなんでも分析小学生レベル

ドナルド・トランプ共和党内でなぜ圧倒的に支持されているのかというと、「共和党内部の候補者争い」にステ全振りしてるからだ。

トランプ以外の他の共和党候補者候補者指名後の本選挙を睨んでいる。

共和党内部の白人至上主義者たちの票をいくら集めたところで、移民国家アメリカ大統領選挙じゃ勝てない。

大統領選とは、あたりまえだけど、「共和党」+「民主党」+「その他」で行われるものからだ。

この「その他」の部分が重要で、大統領選事実上、「共和党にも民主党にも属さな浮動票をどれだけ集められるか」にかかっているといってもいい。

なので、共和党だろうと民主党だろうと「浮動票」集めに必死で互いに気を使っているんだけど、トランプ全然そんなこと考えずに全力で共和党の支持だけを求めにいってる。

そのための手段が「メキシコ万里の長城をつくれ」などの過激差別主義発言だ。

こんなことはまず他の共和党候補者には言えない。浮動票を持つ人々が見れば「なんだこのバカは」と一発で失望するのは明らかだ。

しかし、トランプ浮動票など無視する。

他の候補者にはできないラジカルな発言をすればするほど共和党員は「トランプさんは正直でおもしろい」と考え、他の候補者を「うわっつらだけの臆病者」とみなすようになる。

開き直って差別的発言をやるやつが「正直もの気持ちがいい」と支持を集める現象日本でもありますね。

しかし、それでは大統領選に勝てない。

たぶん、他の共和党候補者からみたら荒らしみたいなものだろう。

自分たち必死大統領選挙選のために政治的ギリギリ正しい線を守るのに苦労しているのに、トランプはそれを根本から否定して、票をぶんどっていく。

トランプは後先なんて考えていない。元々、大統領選放棄常習犯だ。今回ももしかしたら候補者指名直前になって「やーめた」と言い出すかもしれない。

しかも、トランプのせいで本来なら出せてたはずの「正統な」(トランプの基盤は元来共和党にない)候補者を本選に指名できなくなるのだから共和党にとってこんな迷惑な話はない。

トランプ共和党蜜月みたいにみなすのは間違いで、むしろ彼らは不倶戴天の敵なのだ

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