2015-04-19

世代比例代表選挙

昨今、若者選挙離れが叫ばれています

その理由として挙げられるのが、「少子高齢化若者の数が減って高齢者が増えているのに、若者一人が投票したって何も変わらない」という悲観論

残念ながら一理あるような気もします。特に社会保障制度教育問題我が国にとって重要課題だと思われますが、世代によってこれまで実際に体験してきた制度が違うことなどを考えると、世代間によって大きな意見の隔たりがあってもおかしくないのではと思います

しか少子高齢化が進むこの国では、一人一票(民主主義の根幹を成す重要な要素でありとても大切なことだと思います)を真っ当に順守している限り、残念ながらどんどん世代として見た時に高齢者世代発言力は強まり若者発言力は低下するのは明白です。

未来若い力が決める」…美しい言葉ですが、残念ながらこの国の政治世界はそういかないようです。

一方この国の選挙では一般に、「選挙区」と呼ばれるある一定地域ごとに代表者投票によって選出する方式が往々にして行われます。「地域代表」を出すことで、より多くの地域有効政治を行おうという配慮と考えることができるでしょう。

まあ地方の急激な人口減少で、人口が少ない地域ではより少ない票数で当選できるのに人口の多い地域ではより多くの票数を集めなければ当選できないという「一票の格差」で揉めてますが…

その地域間の「一票の格差」の緩和策として、国政選挙だと「比例代表」とかいう、複数選挙区をまとめた「ブロック」で、候補者たちのグループ政党」がトータルで集めた票を元に(実際はもう少し細かい計算があったりなかったりするようですが)「その政党おすすめの」候補が「復活当選」みたいなこともやってるようです。

あれ、地域間格差は(万全とはいえないまでも)策を講じるのに、世代間は何も策を講じないの?

そこで、国政選挙の「比例代表」に「世代ブロック」というのを作ることを提案したい。全国の有権者世代別(例えば25/35/45/55/65/75/85を境に9ブロック)に割って、その世代ごとのブロックでの得票数を元に比例代表当選者を決めるというものだ。

投票用紙を受け渡す時点で年齢を印字したり、世代別に票を分類する必要が出るなど投開票実務上の問題もあることはわかるが、こうでもしないと各政党とも"多数派世代"しか相手にしなくなり、更に世代間の格差が広がるのではと考える。

発言力の小さな若者の、全くの素人考えではあるが、他の世代の方はどう思われているのか、率直な意見を聞いてみたい。

  • 今の若者が高齢者になったら、そのときもその時代の若者に色んなものを押し付ければいいのかな、って思ってました。

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