増えすぎた人口は人間同士に仕事の取り合いをさせ結果的に誰もが苦しむ時代がやってきた。
その原因はなぜなのか……長年の研究の末私は遂にその答えに辿り着いたのだ。
世の人々は語る「定時に帰れたらなあ」。
その定時とは一体何を指すのか、もちろん9時かその少し前に出社して、5時かその少し後に退社することだ。
馬鹿げている。
なぜ全ての人間の定時が同じでなければならないのか。
なるほどとっさに安易な意見に飛びつくとは実にはてなーらしい。
だがそのわかりやすい正解で思考を止めるから人類はいつまでも40点ギリギリの赤点スレスレ生活なのだ。
誰もがその昼型定時に帰りたがるから、関係会社が残業して連絡をしますなどと言おうものなら誰が犠牲になる生活が続くのだ。
おやおや業務効率はどこにいったのですかね?
つまりだ。
昼型で皆集まれば業務効率がいい、などということすらまた昼型至上主義の幻影なのだ。
大切なのはそれぞれが適切に情報交換を行ってスムーズに仕事が行われること。
そのために同じ場所・同じ時間に集まる必要があるなどと考えているのなら君は現代人失格だ。
日中に行動して陽の光を浴びないとセロトニン分泌量が減少して精神的に不安定になるという事情は無視? 「昼夜逆転が良くない」というのは「精神的に不安定になりやすい」という理...