世の中には2種類のイクメンがいる。
で、Aは別にいいんだ。
母親も父親もフルタイムで働いているなら、父親も当然育児をする必要がある。
もし、母親の方が父親よりマッチョに仕事をしているなら(稼ぎ的にとか時間的にとか精神的に)、当然父親の方がたくさん育児をすべきだろう。
平日は会社でキリキリと働いているなら、夜や土日くらい休んだ方がいい。趣味の1つや2つ、持った方がいい。
でも、そういうのは昭和の父親とみなされて、昨今はやらない。ダメな男と世間的にも見なされるし、妻からの風当たりも強い。
そこで、いそいそと子供を、自分は行きたくもない公園やアンパンマンミュージアムに連れて行くことになる。
奥さんは平日ずっと子供を見ていて大変だもんねー。お母さんにはお休みないもんねー。とかいうけど、両方経験した身からすると、主婦業・子育て業って、まじめに働いている人からすると、仕事よりかなり楽だ。
家事をサポートする機械も人(制度)も昔に比べると豊富になったし。
結果として、父親は平日は仕事、土日夜は育児で、実質休みなし。母親は平日は育児、休日はのんびり、というヌルコース。
俺の周りには「妻との力関係の結果、義務としてイクメンやってます、我慢に我慢を重ねて」というケースがとても多い。これが奴隷型イクメンである。
逆に、イクメンと呼ばれて本人もうれしいとか、そもそも趣味は子育てなんです、という人なら、勝手にやらせておけばいいのかもしれない。
でも、「自分で勝手に檻に戻ってくるのが、奴隷の完成型である」という説からすると、これこそ真の奴隷型イクメンかもな。
奴隷が発生する元凶は、マスコミがAとBの2つをいっしょくたにして「イクメン」と呼ぶことと、自分は専業主婦なのに、共働き夫婦の旦那に求めるような育児参加を旦那に強いる妻。
「あんたはいつも外で飛び回ってんでしょ」とかね。ああかわいそ。
あとさ、ちょっとずれるけど、なんで子供が行きたがるからって、自分は行きたくないアンパンマンミュージアムだのに行くかなー。
そういうとこ行っても自分は楽しくないわけでしょ?だからずっと携帯見てたりするんでしょ?行きたくなさがにじみ出たりするんでしょ?そういうの子供にはつたわるよね。そういう感覚を察知するのは鋭いから。
そういうみじめな父と子の関係になるくらいなら、自分の行きたいところに問答無用で連れて行けばいいのに。模型屋でも釣りでも野球観戦でも。子供の方が柔軟なんだからさ。奴隷脱出はそっからだよ。
アンパンマンミュージアムを本気で楽しめないと イクメンとは呼べないって話か。
アンパンマンミュージアムに連れて行く親って、「子供が楽しんでいるのを見るのが楽しい」んだよね。 楽しくないなら連れて行く義務なんてないからね。対象は精々3歳までで、子供が...